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プレーヤーズラウンジ

欧州ツアー挑戦<手嶋多一>

2006/11/13 12:00

ここ数年毎年エントリーしながら、今年が始めての挑戦。欧州ツアー予選会のファイナルQスクールへの出場を決意したとき、手嶋は関係者に固く口止めしていた。「僕が出るってことは当日まで絶対に誰にも言わないでください」。
自分について語ることが大の苦手。だから、インタビューを受けるのも得意ではない。

しかし、例年そうだったのだが予選会を受験することが事前に知れ渡ると、たちまち質問の嵐だ。責任感が強いから、それなりに前向きな抱負を語るもののそれが結局、最後には自分へのプレッシャーとなって返ってくる。

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だから、ひっそりと旅立ちたかったのだろうが、その徹底ぶりは尋常ではなかった。なんと、父・啓さんにもそれを知らすことなく渡欧しようとしていたから驚きだ。

ことが発覚したのは、出発の前週のアサヒ緑健よみうり・麻生飯塚メモリアルだった。

実家のある田川市から車でわずか数十分。週末、応援に駆けつけた啓さんに、ジュニア時代から親しい佐藤信人が声をかけた。「多一さん、来週には出発ですね」。「え? 多一どこか行くん?」との返事には、佐藤も一瞬、絶句してしまった。「・・・まさか、知らないんですか」。「だから何のことだ?!」と、いうわけで佐藤が次週のスケジュールについて説明することに。

出発は来週の月曜日で、欧州ツアーの予選会は6日間競技だが、4日目に予選カットがあって、もし予選落ちしたらきゅうきょ帰国して翌週のフェニックスに出場するつもりであること。決勝に進めたらそのまま残って、日本ツアーはカシオワールドから復帰するつもりであること・・・。

「そうしたらお父さん、『そうだっんか~。多一は何も教えてくれんからなあ・・・』とちょっと寂しそうに言ってましたね」(佐藤)。親子でありながら師弟関係。そんな濃厚な絆があるからこそ、素直になれないのかもしれない。9月のサントリーオープンではこっそりと応援にやってきた啓さんが、なぜか佐藤の組について歩いていた。

「多一さんの応援に行かないんですか」と佐藤が聞くと、啓さんは「行かん行かん。お互い、険悪になるだけだからな」と笑って答えたそうだが、この人こそ“プロゴルファー・手嶋多一”を作り上げた人であることは間違いない。

予選会は天候不順で、いきなり初日から中止になるなど、大幅な日程変更を余儀なくされているから、もし予選落ちしてもフェニックスに出場するのは無理かもしれない。無事決勝に進んだら、手嶋は来年、欧州ツアーを主戦場にすることになるだろう。ジャパンゴルフツアープレーヤーの世界進出は喜ばしいことだが、そうなると寂しがるファンも多いだろう。とにもかくにも、この原稿がみなさんの目に触れるころにはもう、その結果が出ているに違いない。

トーナメントで起こったルール裁定の実例

<ABCチャンピオンシップ ルーリングシート>

3日目、4番ホール(パー5)グリーンサイドのバンカーで競技委員要請があった。

バンカー内にある球をストロークしたところOBに打ち込んでしまい、反省の素振りをしたところ同じ箇所の砂にクラブが触れたとのことであった。

競技委員の裁定は、プレーヤーの球は、ハザード内からプレーされており、拾い上げられたものではないので、砂を平らに均してから別の球をドロップしても良いことを伝えた。規則13-4、27-1、裁定13-4/37

読者の皆さん、バンカーショットに失敗してもやたらに素振りしたりすると心配ですね、今回のケースでは罰は付きませんがハザード内では事によって罰が付いたりしますので地面に触れるような素振りは行わないほうが良いでしょう。

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