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プレーヤーズラウンジ

ツアープレーヤーたちのライバル関係<星野英正&近藤智弘>

2006/10/09 09:00

ゴルフは個人競技には違いないが、たった一人で成り立つものでもない。良き仲間、ライバルに恵まれてこそ、よりその実力が発揮できるというもの。当時、日大三羽ガラスと呼ばれた片山晋呉宮本勝昌横尾要は揃ってプロ入りを果たしてから11年がたつ。口では「プロになれば彼らだけと戦うわけではないし、今はまったく気にしていない」と言いながらも、先のコカ・コーラ東海クラシックの最終日、片山と同じ組で回って惜しくも優勝を逃した宮本は、「ついシンゴを意識してしまった」と、正直な胸のうちを明かした。

横尾は、5月の三菱ダイヤモンドカップでツアー通算5勝目をあげた優勝インタビューで、「今でも揃って第一線で活躍していることはすごいことだし、励みになる」と、話している。

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同期の星野英正近藤智弘矢野東の関係も面白い。近藤も矢野も「お互い、いまさら気にしないよ」とは言いながら、当時無敵のアマ52冠を誇る星野に対しては「本当に上手いと思うし、すごいヤツだとは思う」と、畏怖を抱いている。そして、その一方で「でも、かといって彼に負けているとは思わないし、負けるつもりもない」ときっぱりと口を揃えるのだ。

本人たちはおそらく本当に、「周囲が言うほど、僕らは互いに意識していない」(近藤)のだろう。それでも、好むと好まざるとにかかわらず、しばしばその実力は比較され、たとえば、初優勝の時期などが、勝手にその判断材料にされたりする。

近藤は、3人のうち一番遅く、今年5月の日本プロが初優勝だった。いちばん時間がかかったにも関わらず、次の2勝目は最速だった。9月のANAオープンであっさりと“壁”を破った。それに引っ張られるように、星野が10月のコカ・コーラ東海クラシックで2勝目をあげた。それについて報道陣に感想を聞かれると、一笑に付して星野は言った。

「・・・でもね、初優勝は僕が一番だったわけだし、これまでの実績からいっても、彼に負けているとは思わないよ」。

この強烈なプライドとライバル心が、大きな支えになっていることは確か。そうやって、ムキになって張り合う相手がそばにいてくれるからこそ、お互いが引き立つのだ。

近藤が2勝目をあげたANAオープンは星野がひどく首を痛め、初日の朝に欠場を決めた大会だった。そして、コカ・コーラ東海クラシックでは、近藤が左手首を痛めて棄権。くしくも互いの留守中にさらった2勝目に、近藤はこう言っていたものだ。「・・・彼がいる大会で、いちど彼と競り合って勝ってみたいな」。それこそが、関係者が期待している勝負の構図でもある。

トーナメントで起こったルール裁定の実例

<カニトップ杯チャレンジトーナメントII>

3日目、13番ホール(パー4)セカンド地点で競技委員要請がある。 右打ちのプレーヤーのティショットが木のそばに止まりグリーン方向に打つには左打ちを考えたとき、スタンスがU字溝にかかる状況であった。立ち会った競技委員は、右打ちで斜め前のフェアウェイに出すことが合理的な状況であり、左打ちは障害物からの救済を得たいがために主張しているので左打ちでスタンスが障害物にかかるというのは認められなかった。

規則24-2 例外・・・参照
読者の皆さん、左打ちが認められるのは状況によりますが、明らかに障害物からの救済を得るがために主張しても認められません。

<コカ・コーラ東海クラシック>

1日目、3番ホール(パー4)のグリーンサイドで競技委員要請があった。プレーヤーAとBがセカンドで誤球したことがグリーンに来て発覚してどのようにすべきかの問いであった。立ち会った競技委員は、プレーヤーA、Bとセカンド地点に戻り状況を確認した結果、プレーヤーAはもとの箇所が確定できないので、あったと思われる場所に自分の球をドロップした。また、プレーヤーBはあった箇所が確定できたので、そこに自分の球をプレースした、いずれも誤球の2ペナルティでの処置となった。

規則15-3、20-3c
読者の皆さん、もとの箇所が確定できるかどうかでドロップとなったりプレースとなったりと異なった処置になります・・・・ご留意を

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