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佐藤信人の視点 勝者と敗者

男子の“黄金世代”は金谷拓実がつくる

「アジアアマゴルフ選手権」は、金谷拓実選手(東北福祉大3年)がリン・ユーシン選手(中国)とのプレーオフに敗れ、惜しくも大会連覇を逃しました。

今大会は翌年の「マスターズ」の出場権を得られるアマチュア大会で、過去には2010、11年に松山英樹選手が連覇を果たし、世界への足掛かりをつくりました。出身大学の後輩にあたる金谷選手にとっては、心に秘める想いは強かっただろうと推測できます。

特に舞台となったシェシャンインターナショナルGC(中国)は、2016年の米ツアー「WGC HSBCチャンピオンズ」で松山選手が優勝した特別な地です。偉大な先輩の背中を追う身としては、必勝を期する気持ちは誰よりも強く持っていたように感じます。

東北福祉大の一学年下には今大会で5位に入った米澤蓮選手がいて、他にも8位の桂川有人選手(日大3年)、18位には昨年「オーストラリアンアマチュア選手権」を制した中島啓太選手といった、そうそうたるメンバーが出場していました。年齢で言えば、国内女子ツアーで“黄金世代”や“プラチナ世代”と呼ばれる注目世代と同じ年代。男子ツアーにも、同じような新たな波を予感させてくれそうな選手がそろってきた印象です。

彼らの実力は決して一過性のものとは思えません。世界を見据えた大きな存在になり得る可能性はあるといえます。それは出場した各国の選手ほとんどがアメリカの大学に通っていて、将来は米ツアーや欧州ツアーを目指しています。この中でしっかり結果が出せたということは、近い将来、世界のゴルフ界の中心に立っていてもおかしくないということです。

中でも金谷選手は、いま世界アマチュアランキング1位(10月1日現在)。彼のすごさはやはり、今大会でも要所で見せた勝負強さだと思われます。優勝がかかったショットやパットで、しっかり実力を出せるという部分は日本勢の中でも頭ひとつ抜けている印象。それは「マスターズ」に出たことが大きい? と勘ぐってしまうところですが、必ずしもそこだけを切り取って、瞬発的な効果が彼を味方しているとは言えません。これまで育ってきた環境や学生時代に積み重ねた努力、また挫折や苦悩を繰り返し、それでも前を向いて走り続けてきた結果なのです。いや、まだ過程と言っておきましょう。

「この冬はずっと悔しい気持ちで過ごすと思う…」。試合後に語った金谷選手の言葉です。プレーオフに入る前に決めきれなかった72ホール目のバーディパットは彼の脳裏に鮮明に刻まれたと思います。だからこそ、次につながる――。この悔しさが次世代の旗手の今後の糧になることは間違いないでしょう。(解説・佐藤信人

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佐藤信人(さとう のぶひと)
1970年生まれ。ツアー通算9勝。千葉・薬園台高校卒業後、米国に渡り、陸軍士官学校を経てネバダ州立大学へ。93年に帰国してプロテストに一発合格。97年の「JCBクラシック仙台」で初優勝した。勝負強いパッティングを武器に2000年、02年と賞金王を争い、04年には欧州ツアーにも挑戦したが、その後はパッティングイップスに苦しんだ。11年の「日本オープン」では見事なカムバックで単独3位。近年はゴルフネットワークをはじめ、ゴルフ中継の解説者として活躍し、リオ五輪でも解説を務めた。16年から日本ゴルフツアー機構理事としてトーナメントセッティングにも携わる。

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