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ランク2位から「邪魔をする」 賞金王奪還へ室田淳が好発進

国内シニアツアー「富士フイルムシニアチャンピオンシップ」(千葉県、ザ・カントリークラブ・ジャパン)の初日、賞金ランキング2位につける室田淳が5アンダーでラウンドし、単独首位で発進した。

「賞金王は簡単になれるものじゃない。誰かが邪魔するんですよ」。室田は開幕前日の記者会見で賞金ランクトップの崎山武志を意識し、こう語っていた。

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この日の序盤は、グリーン周りで冴えを見せた。出だしの1番パー5は、3打目をピンそば2.5mにつけバーディ発進。2番ではグリーン奥ラフから10ydのリカバリーショットを20cmにピタリと寄せてパーセーブした。3番では9mのバーディパットが脇をかすめる惜しいパーだった。

ショットについては「調子は正直良くない。練習しすぎると腰が痛い。究極に攻めないで、丁寧にやった」と話し、パーオンしなかったのは2番だけという堅実なゴルフを披露。好調なパッティングとも噛み合って、後半の12番からは3連続バーディを奪った。「ギャラリーが喜んでくれるから、バーディを取るのが楽しみだし、やり甲斐でやってます」と何度も見せ場を作った。

賞金王については「全然楽しみじゃない。(意識すると)いいことないから。ツアーには向いてない性格なんですよ」とも語るが、残り3戦で崎山との差は470万円余。2年ぶりの賞金王の座は確実に見えている。(千葉県木更津市/鈴木慶祐)

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