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開き直るか、仲良くするか 同組の川岸良兼、篠崎紀夫が首位猛追

◇国内シニアメジャー◇日本シニアオープン 3日目(19日)◇鳴尾GC(兵庫県)◇6601yd(パー70)

初日から首位を守る寺西明に、この日同組で回った川岸良兼篠崎紀夫がじわりと迫った。川岸は「67」で2打差2位とし、篠崎は「68」で3打差4位。篠崎は「ギャラリーがいないので、お互い盛り上げることを心掛けて、場を作っていました」と2サムで回ったムービングデーを振り返った。

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娘・紘子さんをキャディに従えた川岸は、「だいぶよくなった」とショットに手応え。耐えるゴルフだった前半を、4番(パー3)のボギー1つで切り抜けると、8、9番で連続バーディ。14番(パー5)は2打目を8Iで4mにつけてイーグルとした。

最終18番こそ「フェアウェイに打ちたいと意識したら曲がってしまった。なんだそれって…」と苦笑いのボギーとしたが「このコースはボギーが出る。1日2個までならOK」と、この日の2ボギーは許容範囲。シニアツアー初優勝だけでなく、ビッグタイトルに向けた最終日最終組に向け、「思い切って開き直っていければいい。開き直っていけるっていうことは、だいぶ手応えがあるってこと。そういう状態でやれればいい」と意気込んだ。

その川岸に「めちゃくちゃうまい。あいつについていこうと思った」と言わしめた篠崎は、3週前の「マルハンカップ 太平洋クラブシニア」でシニアツアー初優勝を飾ったばかり。「調子自体は悪くない」と認めるが、2日目の3番ホールを終えた時点で一時は6オーバーと予選通過も危うかった。

「鳴尾はいろいろ試されるコース。それに立ち向かっていくとボギーになる。仲良くすることに決めた途端、スコアが出るようになりました」とここまでの戦いを振り返る。どちらかというとフェードが得意という篠崎だが、ドローで攻めた方がバーディを獲れそうなホールに誘われるままにドローで狙うと、ミスしてボギーになることが続いていた。

「きのうの3番でドローを打ったら左ラフまで曲がってしまって、なんとか必死のナイスボギー。でも、こんなゴルフを続けていたら、このあといくつ打つか分からない。そこからは無理せず距離を下げてでも、フェードでフェアウェイキープするようにした」という。「太刀打ちできないコースなので、おとなしく、やれることだけやっています」と方針転換してからは、7つスコアを伸ばせている。

「コースはなにも言うことがないくらい素晴らしい。このコースとどれだけ仲良くさせてもらえるかが鍵だと思う」と、1920年にクラブ発足、当地「猪名川コース」が開場して90年の歴史を積み重ねてきた名コースに最大限の敬意を払った。(兵庫県川西市/今岡涼太)

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2020年 日本シニアオープンゴルフ選手権競技



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