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63歳のエージシューター・伊藤正己「続けてこられて幸せ」

◇国内シニアメジャー◇日本シニアオープン 3日目(21日)◇日高CC東西C(埼玉県)◇7019yd(パー72)

国内シニアツアーではことし4月に大記録が樹立された。63歳の伊藤正己が「ノジマチャンピオンカップ」第1ラウンドで11バーディ、1ボギーの「62」をマークし、ツアー最年少エージシュートを最少ストロークで達成。その大ベテランは今週、“ナショナルオープン”のムービングデーにこの日のベストスコア「67」をたたき出した。

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プロテストに合格したのは1980年。一年を通じてレギュラーツアーを戦ったのは計2シーズン、シニア入り後は2006年から8年、シード選手としてプレーした。優勝には縁遠いが、出場権のない4年間を経て、ことし3月に最終予選会を通過してツアーに復帰した。

「1Wショットの飛距離? 言えませんよ、恥ずかしくて」と控えめでも、250ydは飛ぶ。アイアンは5番で190yd、8番で150ydを計算できる。この日はPWでピンそば1m強につけた出だし1番から2連続バーディ発進。8番までにさらに2つ奪った。悔やんだのはチャンスを逃した10番。「寄ったけど、よう入れんかった。『ここで入ったら、エージシュートやるんじゃないか…』と思ったけど。2mもなかった、絶好の位置。この間(ノジマで)やったときも、4アンダーで折り返したもんで…」と片目を閉じた

所属する岐阜県の明智ゴルフ倶楽部明智ゴルフ場でアマチュアレッスン等に励みながら、表舞台に帰ってきた。「競技は山ほど出てきた。“鳴かず飛ばず”で…」と笑うが、「努力はしてます。酒食らって、寝てはおらん」と身長180㎝の背筋は伸びたまま。「人並みのことはやってます。齢が齢やで、そうはできませんけどね。痛いところは(体に)そこらじゅうある。きょうもこれからマッサージに行く。行き当たりばったりの“スーパー銭湯”みたいなところでイイ」とうなずいた。

シード落ちしていた間に孫ができた、正真正銘のおじいちゃん。「ゴルフを続けてこられただけでも幸せです。こんな大舞台にも出られて。感謝してます。この大会は一流選手は当たり前のように出ているけれど、僕らにとっては花形の試合。最終日? 何も考えていない(笑)。大きなことを言えるような選手じゃない。看板に、ボードに(名前を)載せてもらえるだけで幸せです」(埼玉県日高市/桂川洋一)

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