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うれしはずかし川奈帰り 永峰咲希は「開き直って」バースデー連覇へ

◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 事前(25日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6376yd(パー71)

「(ディフェンディングチャンピオンは)初めての経験ですが、あまり必要以上の緊張も今のところないですし、地元(宮崎県)の大会のほうが緊張します。自分の顔写真がいっぱいあるのは“うれしはずかし”って感じです」。今週の日曜日(28日)に24歳の誕生日を迎える前年覇者の永峰咲希が、“バースデー連覇”へ向けて照れ笑いを見せながら意気込みを語った。

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今季ここまで「悪くなるとこれ以上落としたくないという気持ちになって、悪くなかったものまで悪くなってしまう」と悪循環に陥ることが多かったという。しかし、この日プロアマ戦を一緒に回ったツアー69勝の樋口久子から「時には開き直るのも大事。調子が悪くなったら、とことん悪くなってその日のうちに全部出してしまえ」と言葉をかけられ、ハッとした。「そういう風に考えられたらすごく楽だなと感じた」。

前年覇者として、コースの攻略ポイントにグリーンと風を挙げた。「高麗グリーンは一度入らなくなると、(以降も)入りづらくなる。そういう時に開き直るのが一番大事なのかな。入らなくても一喜一憂するんじゃなくて、打ちたいところに打てているか、そういう細かい確認をしていけばいずれ入るようになる。あとは風で持つ番手が全然変わってくるので、その2つが特徴かなと思います」と分析した。

昨年の年間獲得賞金は約5924万円で12位。今季はまだトップ10フィニッシュがなく賞金ランクも約272万円で54位と低迷している。「トップ10に入りたいし、まずは(通算)2勝目。そのためにショットの練習をやっている。もちろん連覇したい気持ちはありますけど、それよりも今年あまり結果を残せていないので、まずはこの川奈で自分の気持ちを整理しながらプレーして、結果として連覇がついてくればいいかなと思います」と冷静に見据えた。(静岡県伊東市/柴田雄平)

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