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4月まで競技委員を増員 女子ツアーの新ルール対策

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 事前(6日)◇琉球GC(沖縄県)◇6514yd(パー72)

日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は開幕前日の6日、今年からゴルフの新ルールが施行されたことを踏まえ、2019年の主な変更点に関する説明会見を行った。シーズン序盤はルーリング(競技委員の要請)のシーンが増えることが予想され、4月までは通常5人の競技委員を6人に増員することを決めた。LPGAは「迅速に対応できるようにしたい」と、混乱の防止とスムーズな競技進行に努める。

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LPGAは選手に対し、これまで3度にわたってルール説明会を行ってきた。ひざの高さからボールを落とす正しいドロップ処理方法、アドレス時にキャディが後方線上にいた際のペナルティなど、映像を用いながら変更点を紹介。海外ツアーでは新ルールによる罰打が頻出しているだけに、選手への周知徹底を図った。

変更点のひとつに規則4.3aに定める「認められる、禁止される用具の使用」があり、今週の開幕戦では懸念材料のひとつになっている。グリーンの傾斜などが書き込まれたヤーデージブックもその対象にあたり、グリーンの縮尺が480分の1(5ydで0.9525センチ)以上あってはならないと解釈されているが、18年大会のヤーデージブックはその適合外となる。選手によっては前年大会と同じものを使う例もあり、LPGAはキャディを含めて喚起を促している。

前週の米国男子ツアー「ザ・ホンダクラシック」では、アレックス・チェイカ(ドイツ)が規定外の古いヤーデージブックを使用していたことが判明して失格になった。

ヤーデージブックの制作会社によれば、18年版はグリーン幅が大きなホールでは規定を超えるものが混在しており、19年版はすべて規定内に改めた。LPGAは「選手の自己責任」とした上で、大会期間中のスタート説明時の確認は行わないという。(沖縄県南城市/塚田達也)

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