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練習量アップでショット上向き 永井花奈のラストスパート

◇国内女子メジャー第4戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 3日目(25日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6448yd(パー72)

今季優勝者など限られた出場枠の最終戦で、11位スタートの永井花奈は6バーディ、1ボギーでこの日ベストタイの「67」で回り、通算5アンダーの5位に浮上した。試合後に連日行う長時間の打ち込みが実を結びつつあるようで、「チャンスも多かった」とうなずいた。

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初出場の大舞台を正確なショットで攻めた。9番(パー5)で2mに絡めてバーディを奪うと、11番(パー5)まで3連続に結びつけた。6UTで1打目を放った16番(パー3)で2mにつけ6つ目。続く17番で2mのチャンスから3パットボギーを喫したが、「(チャンスから返しのパットを)外すことが多くて…。来年の課題ですね」と笑顔で答えた。

今週は練習時間を増やしている。冷たい雨が打ちつけた開幕前日は、陽が傾き出した夕方まで、鈴木愛と2人になった練習グリーンでボールを転がし続けた。慣れない高麗芝の対策へ、「苦手な感じがあったし、とりあえず数を打つしかないかなと思って」と励んだ。

出場30人中22位と出遅れた初日にショットの課題を見つけ、ラウンド後は練習場に向かい携帯電話でスイングフォームを撮影。「思った以上に悪い感じで。体に覚えさせるしかない」と、連日「2時間ほど」の打ち込みを敢行。その後、数人しかいないパット練習場に向かう日々を送る。

年間38試合が組まれる長いシーズンは、翌週大会のプレーや移動のことを考慮して、疲労をとることも当然重要になる。今週に限らずみっちり練習するタイプだが、「最終戦だから、もう少し頑張れば(オフシーズンになる)っていうのもありますよ」と、練習量のアップに拍車をかけているようだ。

10月末に、本格参戦1年目で初優勝したばかりの20歳。首位とは8打差ありメジャー初制覇は厳しいが、「とにかくもう1勝したいという気持ちがあるので。その目標に向かって頑張りたい」と満足しきった様子はなく、この日も練習場に向かった。(宮崎県宮崎市/林洋平)

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