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永井花奈と相棒との“ラストラン”

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 2日目(28日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6580yd(パー72)

冷たい雨が降り注いだ後半15番。永井花奈は6mのスライスラインを読み切った。「ジャストタッチで(左)横から入った。お願いって、感じで」。拳を握ってボールを拾うと、ともにラインを読んだ東勝年(ひがし・かつとし)キャディのもとに向かった。コンビを組んで約1年。単独首位で初の最終日を迎えた。初優勝のチャンスを得た2人には、同時に“別れ”のときも近づいている。

男子プロの高山忠洋や女子のテレサ・ルー(台湾)らとコンビを組み、数多くのタイトルを重ねてきた名参謀。今季開幕からキャディに据えた。職人気質で口数は決して多くないが、「意外と冗談を言ったりして、おもしろい方なんですよ」(永井の母・裕子さん)という。永井は「人が集まってくる方。選手もキャディさんも、みんなです」と魅力を表現した。

父の利明さんと二人三脚でプロになったツアールーキーは今年、東キャディから多くを学んだ。「ウェッジを3本にしたのも、飛距離を各クラブ10yd伸ばそうと言われて本格的にトレーニングに励むようになったのも、ロングでレイアップして3打目勝負の重要性も。すべて(東キャディから)影響を受けたんです」――。

しかし、相棒は6月の「サントリーレディス」を最後に一度、現場を離れた。腎臓の持病の状態を悪化させ、医師から「もう少し悪くなると(腎臓は)移植しかない」と宣告された。安定するまで休養したが、20代半ばからのキャディ業は18年目。「休んでいても暇でね」(東キャディ)と夏場に復帰を決意。その後は数試合に一回の休みを挟み、ペースダウンしてともに戦った。

「いまは本当に体調が良くて、18ホール歩いても疲れは全くない。ただ数値が悪くなると厳しい…。」(東キャディ)。それでも、開幕3日前の火曜日に会場入りしてコースを確認する仕事の姿勢は変えなかった。

2人のコンビ継続は病状次第になる。「来季はまだ保留です」(東キャディ)と言うが、永井の両親には「他の方(キャディ)も探しておいてください」と退く可能性を伝えた。今週を終えると、賞金ランク26位の永井の出場できる試合は現時点で残り3戦。「今季はどの試合が最後になっても担ぐ」(同)と決めている。

永井は「私よりもっと良い選手からオファーもあったと思う。でも私を担いでくれてありがたい。体調が悪くなっても、手を抜くことなくやってくださる。ルーキーの私のために、ここまでしてくれるなんて思ってなかった」と感謝した。

1打差の後続に格上がそろう最終日。激しい雨予報が出た。逃げ切れば、最終戦「LPGAツアー選手権リコーカップ」の出場権も確定できる。「気持ちの部分では負けないようにする。リコーにも(一緒に)出たい。すごくお世話になった。優勝って形で終わりたい」。そう胸に誓った。(埼玉県飯能市/林洋平)

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林洋平(はやしようへい) プロフィール

1991年、横浜市生まれ、A型。大学卒業後の2015年にGDO入社。チーム内では最年少。トーナメント取材に行くが、自身のプレーは勉強中。当面の目標はドライバーをスライスさせないこと。大のビール党で、出張先の名物で晩酌するのが、ささやかな楽しみ。

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