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原江里菜は緊張「藍さんいなかったらプロになってない」

◇国内女子◇中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 事前(18日)◇中京GC石野コース(愛知)◇6401yd(パー72)

宮里藍と予選ラウンド初日同組の原江里菜は、とても緊張しているという。東北高時代の先輩は、自らのプロへの道を開いてくれた存在だ。「楽しみだけど緊張しますよ」と、笑顔で胸の内を明かした。

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実家はコースから車で約30分。帰ると食事が用意され、「有り難みを感じます」と話す。多くの友人も応援に来る。リラックスできる環境は整うが、高まる興奮は抑えられない。「わたし、藍さんがいなかったらプロになってないですもん」―。

ナショナルチームで一緒だった同学年の有村智恵、2学年先輩の宮里から名門・東北高進学を勧められた。当時、寮生活に難色を示していた原は、宮里から「わたしがいる間は面倒を見てあげられる」と背中を押されて入学を決めた。

「寮でわたしは智恵ちゃんとかと同部屋だった。でも毎日のように藍さんの部屋に遊びに行って面倒を見てもらった」。不安だった寮生活は夢のような時間に変わった。「みんなと過ごせたので、かなり楽しかった」と、切磋琢磨できる仲間に恵まれた。

プロの大会で初めてギャラリーロープの内側を歩いたときも、宮里と一緒だった。2003年の今大会。地元という理由で当時高校1年だった原は、アマチュア(高校3年)で出場した宮里のキャディを務めた。宮里は22位になった。原にとっての唯一のキャディ経験だが、「やっぱりロープの中はいいなって思いました!」と刺激は強かった。

「中学時代はプロになるなんて思ってなかった。本当に藍さんのお陰だと思う」。胸に抱くのは、憧れと感謝の念―。「わたしが勝手に思っているだけなんですけどね」と笑った。(愛知県豊田市/林洋平)

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