イ・ボミ「9」打の詳細 大叩きで破竹の記録更新は途絶えるか?
2016年 大東建託・いい部屋ネットレディス
期間:07/29〜07/31 場所:鳴沢GC(山梨)
イ・ボミは最終日不発で18位 連続上位のツアー記録更新止まる
2016/07/31 14:04
国内女子ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」最終日、24位から出たイ・ボミ(韓国)は、2バーディ3ボギーの「73」(パー72)でスコアを落とし、通算イーブンパーの18位タイに終わった。イ・ボミが日本ツアーで11位以上の順位で大会を終えるのは、54位に終わった2015年11月の「TOTOジャパンクラシック」以来16試合ぶり。更新してきた連続上位フィニッシュ記録は今大会でストップした。
今大会の成績次第でイが達成可能だった記録は、「連続トップ5記録」(「PRGRレディス」から11試合)、「連続トップ10記録」(2015年「伊藤園レディス」から15試合、16年開幕戦から12試合)と、最少試合数での年間獲得賞金1億円超え(13試合目)。1億円超えは、昨年のイ自身と2011年のアン・ソンジュがマークした15試合目が最少試合数記録のため、次戦に持ち越される。
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記録更新が止まったイは肩を落としてホールアウト。「記録更新がストップしたのは悲しい。自分の今のゴルフの中でいちばんのプレッシャーになっていた。きのうの18番がなかったらトップ5、トップ10には入れていたと思う」と話した。
前日、首位と1打差の上位争いで迎えた最終18番(パー5)で、池に2回落としてクアドラプルボギーとなる「9」を叩き、ショックを残したまま迎えた最終日だった。「きのうのミスがあったから、不安が体に残ったままプレーしてしまった」と、追い上げどころかスコアを落とした最終日のプレーを振り返った。
「来週からは記録、成績のことを少し忘れて、わたしのゴルフの何が一番かを考えながらプレーしたい」。次週以降に向けて、わずか1ホールで失いかけている好調のリズム回復に、集中する考えを明かし、コースを後にした。