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家屋倒壊の道を2時間…被災した郷土へ有村智恵のメッセージ

会場に隣接する熊本県益城町で最大震度7を観測した熊本地震の影響で、国内女子ツアー「KKT杯バンテリンレディス」(熊本・熊本空港CC)は15日、大会自体が中止となった。同県出身で米国を主戦場とする有村智恵にとっては、数少ない地元での試合出場機会だった。

「大会のことは(地震の時も)もちろん頭にありました。でも今はそれどころじゃない。被害が最小限になってほしい」。大会の中止決定後、キャディバッグを引き上げるため会場を訪れた有村。朝、自宅からの道のりで目にした光景を思い浮かべながら、祈るように言葉を発した。

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同県嘉島町にある自宅から菊陽町にあるコースまでは、ふだんなら約20分の所要時間。地震の被害が集中して多い益城町を通るルートとあって、この日は約2時間かかった。「道路は想像以上に酷かった。倒壊した家もいっぱいあった」と話した。

有村は地震発生時、自宅でマッサージの最中だった。その衝撃的な揺れを「とにかく動けなかった」と振り返った。同町は町内ほとんどの世帯が停電。揺れが収まってから、部屋を明かりで照らすと、ガラスが飛び、仏壇や棚も倒れ、自宅の中は変わり果てていた。水道も絶たれ、比較的安全と判断した熊本市内の知人方に家族で一時避難したという。

24時間も経たないうちに100回を超えた余震の頻発は、15日もたびたび震度3以上を計測した。「まだまだ余震がある。絶対に油断しないで」と郷土へのメッセージを発した。今季参戦中の米下部シメトラツアーには5月頭から出場予定。そこまでの過ごし方を模索している。(熊本県菊陽町/林洋平)

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2016年 KKT杯バンテリンレディスオープン(中止)



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