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気がつけばスピース!?木戸愛はクロスハンドに太グリップでパット好調

国内女子ツアー「スタジオアリス女子オープン」最終日を14位から出た木戸愛が7バーディ、2ボギー、この日ベストの「67」をマーク。通算8アンダーの4位に入った。前週「ヤマハレディースオープン葛城」(5位タイ)から、2試合連続のトップ5フィニッシュを決めた。

「課題のパットがすごく良かった」と、この日の全体1位となる23パットにご満悦。パターの握りは、今季開幕第2戦「PRGRレディス」からクロスハンドに変えた。前週からはスーパーストローク社のグリップを使用しているが、これらがマッチしているという。

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会心のパットに挙げたのが、上り5mのバーディトライを決めた後半15番。「カップの真ん中と決めて、しっかりヒットできた。良い方向に向いていると思う」。パットで試行錯誤を続けてきただけに、最終日を振り返る言葉も弾んだ。

クロスハンドでスーパーストローク社の太いグリップを扱う選手といえば、男子ゴルフの世界ランク2位のジョーダン・スピース。「意識したわけではなく、気がついたらスピースに近づいていた」という。ちなみに、スピースは直径27ミリで五角形の『FLATSO 1.0』を使用。木戸は直径25ミリとやや細いモデルで、円形をベースとした『Ultra Slim 1.0』を差している。

今大会は毎年、海外男子メジャー「マスターズ」と同週開催。選手からは、早朝のホテルで身支度をしながら、テレビ観戦しているという話を多く聞く。木戸もその1人で、この日もテレビをつけると、好調のスピースが首位でプレー中だった。

同じく首位争いを演じる松山英樹にエールを送りながらも、やはり目が向いてしまうのはスピースのパッティング。「勉強になるし、良いイメージが持てる。ああなれるように頑張りたい」。世界でも屈指のパット巧者を、さらなるパット復調への道しるべとする。(兵庫県三木市/塚田達也)

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