竹村真琴のプロフィール
2016年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント
期間:03/03〜03/06 場所:琉球GC(沖縄)
悩めるビジュアル系…竹村真琴が3年ぶりのアンダーパー
2016/03/03 19:35
国内女子ツアー「ダイキンオーキッドレディス」は3日、沖縄県の琉球GCで開幕。出場108人中アンダーパーはわずか15人という展開の中で、昨年9月以来のツアー参戦となる竹村真琴が4バーディ3ボギー「71」をマーク。首位と5打差の1アンダー6位発進として、久しぶりにリーダーボードの上位に名前を載せた。
竹村がレギュラーツアーでアンダーパーをマークしたのは、最後の予選通過となった2013年開幕戦の第2ラウンド以来で実に37ラウンドぶり。この日は14番、6番で2つのチップインバーディを決めるなど小技が冴え、「久しぶりのツアーだし、開幕戦なので緊張していたけど上出来です」と笑顔を見せた。
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アマチュア時代からツアーにたびたび出場し、中学生時代から予選を突破してみせるなど数々のローアマタイトルを獲得。プロ転向前後には実力とビジュアルを兼ね備えた、ツアー切ってのフォトジェニックとしてゴルフ界を賑わせた。プロデビュー戦となった2009年9月「マンシングウェアレディース東海クラシック」にはゴルフ専門誌以外のカメラマンも集結したが、その後は厳しい現実が待ち受けていた。
久々の好スコアを復調へのきっかけに…と、この日のプレー後はその言葉に期待が集まった。だが、竹村の口から飛び出したのは悩める現実への言及だった。「このオフは、今後の人生についていろいろと考えました。(所属する)事務所と相談をしたり、いろいろと…」。
出場資格がない今季は、主催者推薦を受けられれば年間8試合まで出場できる。だが、次第に苦笑いがちとなった受け答えを総合すると、現時点ではレギュラーツアーと下部ステップツアーを含め、個人スポンサーの主催競技を除く出場可否は不透明だという。
この日は、その具体的なプランについて明言することはなかったが、想像は「今後の人生」に向いてしまう。それでも今週の成績次第では、霞がかかった青写真が違ったものに描き替えられるかもしれない。ちょっと気になる好発進で、2日目以降はプレーの注目度も久々に高まりそうだ。(沖縄県南城市/塚田達也)