新人ペ・ヒキョンが首位 追いかけるのは飛ばし屋3人
2015年 CAT Ladies
期間:08/21〜08/23 場所:大箱根CC(神奈川)
小学生時代の夢舞台 渡邉彩香が2打差を追う
ロングヒッター有利と言われるトーナメントで優勝を争う役者としては申し分ない。神奈川県の大箱根CCで開催中の「CAT Ladies」2日目。渡邉彩香が6バーディ、1ボギーの「68」(パー73)をマークし、通算9アンダーとして9位タイから首位に2打差の3位タイに浮上した。
静岡県熱海市の自宅から自動車でおよそ45分。県境をまたいで今週通勤するこの山道は、ずっと前から知っている。小学生時代から観戦に訪れていた、思い出深い夢舞台。
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「ここで福嶋晃子さんが飛ばしているのを見て『私もこうなりたい!』と思った。16番ホールで、左の林から見ていた私の頭の上をティショットが飛んで行った」。渡邉の脳裏に刻まれた記憶は、ツアー屈指の飛ばし屋となったいまも鮮明だ。
前年大会は5位。1年越しでしっかりと優勝争いの権利を手にしたこの日はパー3で3つバーディを決めたが、逆転のチャンスを確信できるのは、やはり持ち前の飛距離ゆえ。5つあるパー5も「(2オンを)狙えないのは15番くらい」と胸を張る。「ここまで良い試合を続けてきたし、何よりショットの調子が自分の中ではすごく良いと感じている。すごく楽しみ」
単独首位のペ・ヒキョン(韓国)を一緒に追う存在には服部真夕、三塚優子といった長距離砲の先輩プロが並んだ。「福嶋さんみたいにガンガン振って、ガンガン飛ばそうと思っていた」少女時代。今度は自らが、夢を見せる番だ。(神奈川県箱根町/桂川洋一)
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