GDO編集部が選ぶ 2014年国内女子ツアー10大ニュース
昨シーズンの主役を演じた森田理香子と横峯さくらに代わり、海外勢の躍進が目立った2014年。女王奪還を果たしたアン・ソンジュをはじめ、賞金ランクトップ4を海外勢が占めました。
日本勢にとって明るいニュースは、アマチュアを含む若手が次々と台頭を見せたこと。当時15歳の勝みなみが遂げた最年少優勝をはじめとするアマ旋風、成田美寿々や鈴木愛、渡邉彩香、香妻琴乃ら20代前半の世代もツアーを大いに盛り上げてくれました。
2014年にGDOが配信した全ての記事をもとに、編集部が今年の国内女子ツアー10大ニュースを選出。もっとも記憶に残ったニュースは?
■第1位■ 15歳アマ・勝みなみが最年少優勝 吹き荒れたアマチュア旋風
高校1年生が一夜にして時の人となりました。当時15歳の勝みなみが4月「KKT杯バンテリンレディスオープン」を制し、史上4人目のアマチュア優勝。15歳293日での達成は、ツアー最年少優勝を更新する歴史的快挙となりました。
また、同じくアマチュアの森田遥、堀琴音、柏原明日架、永井花奈らもツアーで次々と上位争いを演じ、シーズン最多となる14回のアマチュアトップ10フィニッシュを記録。過去に類を見ない“アマチュア旋風”はツアーに新風を吹き込み、アマチュアにファンがサインの列を作る現象が日常化しました。
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■第2位■ 横峯さくらが結婚&ツアー史上2人目の10億突破
今年は賞金女王争いに絡むことはできなかった横峯さくらでしたが、プライベートな話題では明るいニュースを提供してくれました。4月にメンタルトレーナー・森川陽太郎さんとの結婚を電撃発表。シーズン終了後の12月に結婚式を挙げ、ウェディングドレスに身を包みました。
また、11月「大王製紙エリエールレディス」では“ミセス初V”を果たし、不動裕理に続くツアー史上2人目の生涯獲得賞金10億円を突破。来年は米国ツアーに戦いの舞台を移し、夫婦二人三脚で未知の世界に飛び込みます。
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■第3位■ ニューヒロイン誕生! 20歳の鈴木愛がメジャーで初優勝
プロ2年目の20歳・鈴木愛が、メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」でツアー初優勝。20歳と128日での選手権制覇は、宮里藍(21歳83日/2006年)が保持していた最年少優勝記録を更新する快挙となりました。その後も優勝争いに次々と加わり、賞金ランク13位の大ブレイク。来年も注目の存在になることは間違いないでしょう。
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■第4位■ アン・ソンジュが女王奪還 ロマンスにも花咲かす
アン・ソンジュがシーズン5勝を重ね、最終戦を前に3年ぶり3回目の女王戴冠を決めました。とにかく強さが際立った1年でしたが、その陰には6月から交際をスタートした彼氏の存在が大きかった・・・のかも? もう1つ、今年からクラブ契約が変わったことも見逃せない変化です。彼女の適応能力の高さと、メーカー努力の跡が見えた1年でもありました。
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■第5位■ 諸見里しのぶが初のシード喪失
2009年には6勝を挙げる活躍で女王争いも演じた諸見里しのぶが、賞金ランク76位でシード獲得ならず。09年のメジャー2勝による5年シードは今シーズンで切れ、プロ10年目で初めて翌シーズンの出場権を失いました。国内初参戦となったQTは34位で通過し、辛くも来季の出場権は確保。心機一転、復活に向けて新シーズンに臨みます。
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■第6位■ ゴルフ界で初! 樋口久子が文化功労者に選出
日本女子プロゴルフ協会(LPGA)相談役の樋口久子が、ゴルフ界では男女を通じて初となる文化功労者に選出されました。国内外で通算72勝をマークし、女子プロゴルフ界の黎明期を支えた現役当時の活躍もさることながら、LPGA会長に就任してからの多大な貢献も認められての栄誉。おめでとうございます!
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■第7位■ 成田美寿々がシーズン3勝の大ブレイク
海外勢が猛威を振るう中、成田美寿々がメジャー初制覇を含むシーズン3勝、賞金ランクでは日本勢トップの5位で終える大ブレイクを果たしました。目標に掲げてきた獲得賞金1億円の大台には100万円ほど届きませんでしたが、まだまだ来シーズン以降もチャンスは巡ってくるはず。疲労の蓄積によるシーズン終盤の失速を反省として胸に刻み、22歳はさらなる上を目指します。
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■第8位■ ノーシードから最終戦へ 香妻琴乃の台頭
今年はQTランク60位と限られた試合出場数ながら、香妻琴乃が2度の2位を含む賞金ランク19位で初シードを獲得。ノーシードながら最終戦への出場を果たす台頭を見せました。2度の2位は、いずれもプレーオフで敗れてのもの。ショットの精度向上を急速な成長につなげ、カップを掲げる日は遠くないことを予感させてくれました。
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■第9位■ 不動裕理がプロ人生初のメジャー予選落ち
9月のメジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」で、不動裕理がプロとして初の予選落ちを喫しました。昨年は、最終戦「LPGAツアー選手権リコーカップ」出場権が得られず、連続出場記録が16年連続でストップ。全盛期を知るファンにとっては、寂しいニュースが続いています。
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■第10位■ 福嶋晃子、茂木宏美らママさんゴルファー続々復帰
昨年9月に長男が誕生した福嶋晃子が5月「リゾートトラストレディス」で、同じく今年2月に長女を出産した茂木宏美が6月「アース・モンダミンカップ」で産休から復帰。福嶋は推薦出場の8試合、複数年シードを持つ茂木は14試合に出場しました。頑張れママさんゴルファー!
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