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イ・ボミ 女王獲得へノルマは「あと2勝」

国内女子ツアーの新規大会「センチュリー21レディスゴルフトーナメント」は、賞金ランキング2位につける韓国のイ・ボミが通算11アンダーをマークし、2位に2打差をつけて逆転優勝を果たした。今季2勝目により年間獲得賞金を約7,847万円に積み上げ、賞金ランキング1位のアン・ソンジュとの差を約725万円に詰めた。

大会2日目までショットの調子が今ひとつだったイは「優勝は考えていなかった」と、首位とは1打差の2位で最終日を迎えた。「1番から緊張していましたが、ティショットがフェアウェイの真ん中に行ってくれたので安心しました」。その1番(パー5)で、今週のコース攻略に必要と急遽キャディバッグに入れたという48度のウェッジで、ピンそば1メートルにつけてバーディを先行させた。

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その後も安定したショットで、4番(パー5)、さらに6番でも1メートルにつけてバーディを奪い首位に浮上した。14番グリーン上で初めてリーダーボードを確認し、2位に3打差をつけていることを知る。「その時に初めて、このまま行けば優勝できるかもと思いました」。17番ではアプローチのミスからボギーをたたくが、2打差のリードをつける危なげない勝利だった。

2週間前に開催された海外メジャー「全英リコー女子オープン」は出場資格を放棄し、地元・韓国に戻って練習に集中した。「今年の目標は日本の賞金女王になること。そのために全て集中したかったし、もし今年それが達成できたら、海外メジャーには来年以降挑戦したい」。先週もそのまま韓国に残り、アマチュア時代からお世話になっている練習場でスイングのチェックを行い、今週の試合に備えた。

イが想定する今季の賞金女王獲得に必要な勝利数については、「年間5勝はしないとダメかもしれませんね」。今週で2勝目となったが、4月の「KKTバンテリンレディスオープン」ではアマチュアの勝みなみが優勝したため、2位のイが優勝賞金1,800万円を獲得。実質3勝目ともいえる。「だから、あと2勝ですね(笑)。やっぱり、あの賞金は大きいですから」。

全37試合中、今大会は20試合目。このペースでいけば、残り17試合で2勝以上を挙げる可能性も高いだろう。「できれば、1勝は(国内)メジャー大会がいいです」。ツアー通算7勝、国内メジャー2勝を誇るイが、高額賞金とともに、さらなる名誉も掴みにいく。(静岡県伊豆の国市/本橋英治)

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2014年 センチュリー21レディス



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