木戸愛がパー4の同一ホールで2R連続イーグル 史上初
2014年 サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース
期間:07/18〜07/20 場所:イーグルポイントGC(茨城)
木戸愛は怒濤のスパート 後半5バーディで連続トップ5入り
国内女子ツアー「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」の2012年大会でツアー初優勝。大会の初代優勝者でもある木戸愛は7位からスタートし、2年ぶりの優勝を目指した最終日は5ストローク伸ばしてフィニッシュ。通算13アンダーの5位に食い込み、前試合「日医工女子オープン」(4位)に続くトップ5入りを果たした。
「初日、2日目と変わらず自分のやるべきことをやって、結果はお楽しみにしようと思ってスタートしました」。しかし、首位を4打差で追う立場ながら、序盤はパーオンしても7、8メートルのバーディパットが残り、思うようにスコアを伸ばせなかった。
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6番でようやくピン手前5メートルのバーディパットを決めるが、9番(パー3)ではティショットがグリーンをオーバーしてボギー。前半はスコアを伸ばせず、リーダーボードから名前が消えてしまった。
しかし、11番(パー5)でバーディを奪うと、13番、14番と連続バーディ。16番(パー3)ではピン左手前7メートルから決めて4つ目、最終18番もバーディで締めくくった。後半9ホールで5つのバーディを奪う猛追で、ギャラリーからの大声援を浴びた。
「前半はショットも付けられず、パッティングも打てず。追いかける立場ながらスタートダッシュをかけられなかったけど、その中で1打でも上に行きたいという気持ちで、最後の最後まで集中力を切らさずにできたのは大きな収獲になりました」。
前週、芹澤信雄とのミニ合宿で言われた「明るく楽しみながら真剣にゴルフをする」を、忠実に守った結果生まれた5バーディ。優勝までは3ストローク及ばなかったことに「まだまだ練習しないといけないことがたくさんあるので、1つ1つクリアしていきたい」と貪欲に上を見る木戸のツアー2勝目は、そう遠くないかもしれない。(茨城県阿見町/本橋英治)