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蛭田みな美が女子アマ日本一!/日本女子アマ決勝

2014年の「日本女子アマチュア選手権」は29日(日)、茨城県の大洗ゴルフ倶楽部で36ホールのマッチプレーによる決勝戦を行い、蛭田みな美(学法石川高2年)が、佐藤耀穂(さとう・あきほ=埼玉栄高3年)を3&2で破り、女子アマチュア日本一の栄冠を手にした。

戦いのほとんどが雨中で行われた最初の18ホールで1ダウン。さらに23ホール終了時点では3ダウンと劣勢を強いられていた蛭田は、雨雲が去った後の終盤、逆転に成功した。1ダウンで迎えた28ホール目、10番(パー5)でティショットを右の林に曲げた相手を横目に、左ラフからの第3打をピンそば1メートルにつけるバーディでオールスクエアに。続く11番で3メートルのスライスラインを沈めて連続バーディを奪い、このマッチで初めてリード手にすると、一気に差を拡げて試合を決めた。

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「当初はベスト4を目指していた。後半になってパットが入ってくれて優勝できた」。今大会は予選ストロークプレーで敗退した2012年大会以来2度目の出場。福島県出身選手としては、2010年大会の酒井美紀以来の優勝となった。

酒井とは県内の強化合宿でともにプレーした経験もあり、酒井の父・正孝さんからは決勝戦前夜に「29ホール目からが勝負」と激励の電話を受けていたという。奇しくも、その酒井は同じ日に国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」でプロ初優勝をマーク。「私も嬉しい」。喜びは2倍になった。

故郷の鮫川村は、東日本大震災や、それに伴う原発事故の実害はほとんど無かった。優勝会見では「福島県はいま、(風評被害など)悪いイメージがあると思うけれど、少しでもいいイメージにできたら嬉しいです」と話した。来月には昨年15位に終わった世界ジュニアへの参戦を控えている16歳は、ビッグタイトルを手土産にリベンジへと向かう。

<決勝戦>
勝者/スコア/敗者
蛭田みな美/3&2/佐藤耀穂

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