酒井美紀が首位浮上、アマ植竹が3位タイ
2013年 スタジオアリス女子オープン
期間:04/12〜04/14 場所:花屋敷GCよかわコース(兵庫)
酒井美紀、肉体改造でツアー初優勝に王手
国内女子ツアー「スタジオアリス女子オープン」の2日目、初日に吹いた強風は収まり穏やかな気候の中、2オーバー21位タイでスタートした酒井美紀が、この日のベストスコア「67」をマーク。通算3アンダーまで伸ばして韓国の黄アルムと並び首位タイに浮上した。
2010年にプロ転向を果たした酒井は、それまでトップアマとして活躍。2学年下の比嘉真美子とは戦友でもあり、良き仲間として過ごしてきた。比嘉が先週の「ヤマハレディースオープン葛城」でツアー初優勝を果たし、真っ先に祝福に駆けつけたのは酒井だった。
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「彼女のような攻めのゴルフは出来ないけど、私はしなさ過ぎて自分の中でセーブしてしまうところがある」。親友で後輩のゴルフと自分との違いを挙げ「今週のコースは難しいけど、自分の中で攻めることが課題なんです」と、テーマを持って戦っている。
その酒井がシーズンオフの課題にして取り組んできたのが飛距離アップだった。「私は飛ばないほうなので、やっぱりドライバーの飛距離がもう少し出ないと勝負にならない」と12月から2月まで、スポーツ施設のランニングマシンを使って1日5キロ程度の走り込みを行った。「正直、普通の人は平気だと思うけど、私にはキツくて(笑)」と、いままでは苦手意識から避けていたランニングを行い、平均飛距離を10ヤード程度伸ばした。
昨年は自己最高の5位を2度経験しているが、3週連続中のツアー初優勝の波に乗ることができるか。「優勝したいけど、コースも難しいし、優勝は意識せずに自分のプレーを楽しみたいと思います」。まずは今週の課題とした“攻めるゴルフ”を最終日も遂行できるかが優勝への鍵になりそうだ。(兵庫県三木市/本橋英治)