「富士通レディース」フォトギャラリー
2012年 富士通レディース
期間:10/12〜10/14 場所:東急セブンハンドレッドC西コース(千葉)
16歳のアマチュア保坂真由が7位タイ
国内女子ツアー「富士通レディース」の初日、序盤からスコアを伸ばしリーダーズボードの最上部に名前を掲げていたのは16歳のアマチュア保坂真由(埼玉栄高校2年)だった。10番パー5からスタートした保坂は、3打目のアプローチをピン横30センチにつけてバーディ発進。
12番では4mのバーディパットを決めると、14番は残り125ヤードの2打目を9番アイアンでピン1mにぴたりとつける。続く15番でも5mを決めて連続バーディを奪い4アンダーまで伸ばした。
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好スコアを出していると情報を受けたカメラマンたちが待ち受けていた18番では「緊張しました」と、2打目がグリーンをオーバーしてボギーを叩いてしまった。前半の勢いは続かず後半は1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばすことが出来なかった。それでも首位と4打差の3アンダー7位タイという位置につけている。
「今日はアンダーパーで回れたらいいなと思っていました」と話す保坂だが、実際の3アンダーというスコアには「良かったです」と冷静に返すだけ。プロのトーナメントに出場する機会も少なく、ましてや会見など慣れていることもなく明らかに表情はこわばっていた。
それでも「高校を卒業したらプロになって、すぐに上位で活躍できるようになりたいです」と胸を弾ませる。そして憧れの選手を「アン・ソンジュ選手と申智愛選手です」と言う保坂。「アン選手の豪快さと申選手のショートゲームの上手さに憧れています」と世界レベルの選手を目標に置く。
保坂は今年の「日本女子アマチュア選手権競技」で大会連覇を果たした比嘉真美子に準決勝で敗れ3位となった。その比嘉もアマチュア時代から何度もプロの試合で経験を重ねてきた。今年は2週間前の「日本女子オープンゴルフ選手権競技」に出場したが予選落ちとなった保坂が、今週は優勝を争う位置で最終日を迎えることができるか、2日目は注目度が高まる中でのプレーとなる。(千葉県千葉市/本橋英治)