選手コメント集/ニチレイレディス初日
2012年 ニチレイレディス
期間:06/15〜06/17 場所:袖ヶ浦CC新袖コース(千葉)
笠りつ子、お気に入りのウェアで気合いの5アンダー
国内女子ツアー「ニチレイレディス」の初日、笠りつ子が6バーディ、1ボギーの5アンダーをマーク。首位と1打差の2位タイと好スタートをきった。この日は約2年ぶりにスカート姿でラウンドした笠は「スカートは上のウェアに合わせたので、見てくださいよ、可愛いでしょ」と、蝶々柄のシャツを自慢気に披露した。
全体的に和柄テイストのシャツで、全面に蝶が描かれているシャツを受け取ったのは3週間前だった。「凄く綺麗で、受け取った瞬間すぐに着たいと思ったんですよ。でも、これに合うパンツがなくて、このシャツにはスカートしかないと思ったんです。でも、アップダウンの激しいコースだと、斜面で踏ん張る必要もあるかと思って、なるべく平坦なコースのときがいいなと思っていたんです」。
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先々週のグランディ軽井沢、そして先週の六甲国際GCはアップダウンが激しいコースだとわかっていた笠は「今週しかないと思いました」と、3週間我慢して比較的高低差の少ない袖ヶ浦CC新袖コースで、いよいよお披露目となった。
気分良くスコアを伸ばした笠は「明日からどうしよう・・・」と別の悩みを打ち明ける。「今日のウェアはハイテンションでプレーできたけど、明日からは普通なんですよ」と、初日に気分が高まった分、2日目以降いつもと変わらないウェアで気持ちが平常心なら、逆に盛り下がった気持ちになりかねないと心配をする。
ならば、同じ柄で色違いを何着かそろえてもらえばと話すと「確かに違う色はあるらしいのですが、毎日同じ柄じゃ飽きてしまうだろうし、とりあえずモチベーションを下げないように頑張ります」と、ショットやパッティングなどプレーの内容よりもウェアの話で盛り上がる。
「これだけ派手だと、来週とか着たら『また、この前の着てるよ』とか言われそうじゃないですか。たぶん、あと1回はこれを着ますが、3回は着ないようにしますね」。女性ならではの悩みなのかもしれないが、とにかくお気に入りのウェアを纏った笠は、終日笑顔を絶やさなかった。(千葉県千葉市/本橋英治)