2026年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ

大荒れのムービングデーに菅楓華「83」 平均スコア79.7424は直近25年ツアーワースト記録

2026年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 3日目 菅楓華
菅楓華は屈辱の「83」

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 3日目(9日)◇茨城ゴルフ倶楽部西コース(茨城)◇6718yd(パー72)◇晴れ(観衆7544人)

瞬間最大14.9m/秒の強風は時折、グリーン上のボールを動かし、エッジに立たせたキャディバッグを倒すほどの勢いだった。第1組スタート時間は予選2日間の午前7時から同9時25分と遅くなった。快晴で湿度も低い。様々な条件が重なって早々からグリーンの硬さも増し、平均スコアは「79.7424」まで悪化。通算アンダーパーが優勝者・菅楓華(5アンダー)だけで今季ワーストだった3月の開幕2戦目「台湾ホンハイレディース」第2ラウンド「78.3208」を軽々と更新し、ツアー歴代18番目、2002年以降の25年間でワースト記録となった。

メルセデスランキング2位の菅楓華はツアー自己ワーストを更新する「83」でプレーを終えた。「風は朝から吹いていたし、条件はみんな同じとは思いました。前半は耐えながらプレーできたんですが…」。98ydでツアー史上最短パー3の15番ではグリーン前の池に2度もつかまって「7」を記録。バーディはなく、25位から通算14オーバーの51位まで後退した。「打ったことのないスコアを受け入れるのはつらいですね」。また昨季年間女王で今季ランク1位の佐久間朱莉もプロ6年目でワーストの「81」を記録、9位から10オーバー24位に後退した。

2026年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 3日目 オ・スミン
17歳アマチュアのオ・スミンは「87」で2位から38位へ

予選2日間で同組の神谷そら入谷響という飛ばし屋2人を飛距離で圧倒した韓国の17歳アマチュア、オ・スミンも大崩れした。2位スタートから3番でバーディが先行し、4アンダーと一時は独走態勢に入りかけた。ところが、5番(パー5)で4パットのダブルボギーを喫すると6番もダブルボギー。結局バーディは1つだけで、5ボギー4ダブルボギー1トリプルボギーの「87」で12オーバー38位まで転落した。持ち前の豪打が強風に翻弄される形で影を潜め、ハーフターン時には涙を浮かべる場面もあり、ショックの色が隠せなかった。

この日のベストスコアは「74」で桑木志帆青木瀬令奈鈴木愛の3人がマーク、桑木は9位から通算3オーバーの2位、青木は30位から6オーバーの8位、鈴木は53位から8オーバー11位に浮上した。

2026年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 3日目 青木瀬令奈
青木瀬令奈は巧者ぶり発揮の「74」

青木は「風が吹くのはわかっていたので、逆に割り切れる分“楽しくなる”と思って臨んだという」。毎年オフに数ラウンド回らせてもらうコースだけに“想定内”のコンディションだったようで「きょうは“氷のグリーン”に打っていく感じだったので、絶対にピン手前に置くことを心掛けました」。決してグリーンにキャリーさせず、花道、時には手前エッジ20ydほどにキャリーさせて転がし上げる戦術を徹底した。3日間54ホールでバーディは初日の2個だけだが、ダブルボギーもなし。ディフェンシブに、首位と4打差で最終日に入る。

2026年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 3日目 鈴木愛
鈴木愛は32歳の誕生日に53位から11位に急浮上

鈴木はこの日が32歳の誕生日。前日2日目の最終ホールでチップインバーディを決め、カットライン上で決勝ラウンドへ。粘り強く3バーディ、5ボギーにまとめた。(茨城県つくばみらい市/加藤裕一)

<国内女子ツアー18ホール平均スコアワースト記録>
2001年「日本女子オープン」(北海道・室蘭GC)第2ラウンドの「83.0920」。3Rの「81.5570」も4位、4Rの「80.9010」は9位になる難コンディション。優勝者・島袋美幸の通算14オーバーは、優勝スコアのツアー史上最多オーバーパー記録でもある。

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