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古江彩佳がジワリ浮上の4打差3位 「プレッシャーを与えられるよう」

◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権3日目(30日)◇芦原GC海コース(福井)◇6528yd(パー72)◇晴れのち曇り(観衆6960人)

米ツアーから“一時帰国中”の古江彩佳が、ナショナルオープンで存在感を示した。6打差11位から出た第3ラウンドで7バーディ、4ボギー「69」をマーク。通算7アンダーまで伸ばし単独3位につけた。

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スタートから好調だった。1番(パー5)でミドルパットをねじ込みバーディで滑り出すと、2番はファウェイから上り3mにつけた。バーディパットはわずかにショートしたが、3番(パー3)もピンのショートサイドに乗せて歓声を浴びてスコアを伸ばした。

後半も3~5mのチャンスを作り、14番までで3バーディを奪取。15番(パー5)、16番とともにラフに捕まり連続ボギーを叩いたが、18番をバーディで締めて、首位との差をスタート前の6打から4打に詰めた。思った以上に周囲のスコアが伸びなかったこともあり、「ラッキーかなと思います」と喜んだ。

2週前の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」が半年ぶりの国内ツアー出場だった。米ツアーが主戦場のいま、「向こうに慣れようとやってきた部分もあるので」と久々の日本の芝質やラフに、少しだけ“アウェイ”を感じることもある。実際「住友生命Vitalityレディス」では2020年「ニトリレディス」以来、プロ転向後3度目の“国内予選落ち”を喫した。今週も予選ラウンドではパットのタッチに苦戦し打ちきれないことを課題に挙げていたが、それもホールを追うごとに修正。「2番は悔しいけど、打つパットはできていたと思います」と納得度は上がっている。

米ツアーでの優勝争いと変わらず、あすも「欲を出さずに」と心がけるのは冷静さ。一方で、「しっかり攻めるプレーで、プレッシャーを与えられるように」。国内ツアー通算8勝にまだ国内メジャータイトルはない。アグレッシブなプレーでトップを追う。(福井県あわら市/谷口愛純)

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