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シード喪失の李知姫、比嘉真美子らはQTでも無念

◇国内女子◇QTファイナルステージ 最終日(2日)◇JFE瀬戸内海GC(岡山)◇6442yd(パー72)

好成績で笑う者がいれば、悔しさに泣く者もいる。来季のレギュラーツアー前半戦の出場権がかかった予選会(QT)のファイナルステージでは、レギュラーツアー優勝の実績を持ちながらシードを逃した選手が、職場を得るための戦いに挑んだ。

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20季連続で保持してきたシードを失ったツアー通算23勝の李知姫(韓国)は通算4オーバー63位。前半戦出場権付与の目安となる30位以内に入れなかった。「本当に寒かったので身体も動きにくかったし、調整もうまくできなかった」と4日間を振り返り、「QTに出たからには通りたかったけど、残念でした」と肩を落とした。

来季のレギュラーツアーはスポット参戦となる見込み。下部ステップアップツアーも頭には入れつつ、「スケジュールを見ながら考えたいけど、今は終わったばかりで何も決まっていない。逆にいっぱい時間ができちゃったので、たくさん考えたい」と前を向いた。

同じく韓国出身で来季シードを逃したユン・チェヨンの姿もあった。通算6オーバー77位という結果には「なかなかうまくいかなくて。なんとコメントをすればいいのか…」と唇をかんだ。来年のスケジュールについては「まだ何も考えていないので、(韓国に)戻ってから考えたい」と話すにとどめた。

ツアー5勝の比嘉真美子は通算7オーバー82位で終戦。「いいプレーが4日間できたら、いい締めくくりになると思ったけど、現実にはそうはいかなかったので、ゆっくり時間をかけて今の状況を受け止めたい」と語った。

今季は33試合に出場して予選通過はわずか2試合にとどまり、メルセデスランキングは142位に低迷した。「スコアや内容、全てにおいていいプレーが全くできなかったのでそういう形(シード落ち)になってしまった。逃げたい時もあった」と今年一年を振り返り、「その中でも厳しい毎日だったQT4日間は、悪いながらも自分なりにしっかりと向き合ってプレーできた。ここまでホールアウトしてQTも乗り越えたので、その辺は(自分を)評価してあげてもいいのかな」と必死に顔を上げた。(岡山県笠岡市/内山孝志朗)

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