悔しさにじませつつも、好スタートを切った

◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 初日（30日）◇烏山城CC（栃木県）◇6550yd（パー71）

上がり2ホールをともにボギーとした渋野日向子は「すごく悔しい」と残念がった。それでも開幕前に「80を切れる自信がない」と口にしていた中で、7バーディ、4ボギーの3アンダー「68」として4位の好発進を決めた。

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最終18番では、2打目をグリーン右横のバンカーに入れた。グリーンは右から左に下り傾斜があり「一番外してはいけないところに外して“プッチーン”となった。何してるんだろうという感じの締め方だった」と振り返った。

前年覇者の原英莉花、東京五輪銀メダリストの稲見萌寧との注目組には、大勢のギャラリーがついた。この日の来場者人数は2824人。無観客開催が多い中で、まれな試合風景となり「久しぶりで緊張はした。『あ、これが試合なんだな』って。最後まで堅苦しかったというか、(緊張が)ほぐれることはなかった」

一喜一憂するギャラリーを前に「(直近の試合と比べ)平均飛距離では、きょうが一番飛んでいたと思う」とアドレナリンも出ていたという。

「わたし的に2日目は鬼門なので、耐えるところは耐えて、伸ばせるところを伸ばしてというゴルフができるように、目の前のことに集中してできることをやりたい」と意気込んだ。(栃木県那須烏山市／石井操)