女子ゴルフ大雨で第2ラウンド順延 36ホール短縮競技に
2021年 ほけんの窓口レディース
期間:05/14〜05/16 場所:福岡CC和白コース(福岡)
「天候回復見込めず」順延&短縮 混戦の最終日は残り9H~18Hに
2021/05/15 18:18
◇国内女子◇ほけんの窓口レディース 2日目(15日)◇福岡カンツリー倶楽部和白コース(福岡県)◇6335yd(パー72)
悪天候の影響で2日目は順延し、36ホール短縮競技として16日の午前7時に再開する。通算6アンダー暫定首位に浅井咲希、有村智恵、原英莉花、吉田優利が並ぶなど、トップから3打差以内に23選手がひしめく混戦になった。
<< 下に続く >>
競技は雷音直後の午前10時2分に中断。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の競技委員会は天候回復が見込めず、上空にある雲は雷を伴うため、再開は難しいと判断し、午後0時30分に順延を発表した。
最終組はティオフ前で同委員会によれば、「この後も相当量の雨が降りコースメンテナンスを考えると、あすは午前7時の再開が最短」と説明。最終ラウンドの進出を最少で30位タイまでに絞るセカンドカットを利用し、54ホールを行う選択肢については「あしたの天気(予報は雨時々曇り)もどっちに転がるかわからない。午後1時に最終組が(第2ラウンドを)終えて、もう18ホールは現実的ではない」と語った。
台風並みの強風など、スタートした選手たちのスコアが軒並み崩れるなど平等性を明らかに欠くケースではラウンド自体をキャンセルするケースもあるが、風速4.6m/sのこの日は雨脚が強まりすぐに競技は中断した。
第1組は9ホールを終え最終組はスタート前の状況だが16日も悪天候の予報。ピン位置を変えず、第2ラウンドのスコアを残しての短縮競技に決まった。
規定により賞金加算は75%、賞金は50位タイ(※)の選手までに支払われる。通算4アンダーの暫定7位から逆転を狙う小祝さくらは「雨なので仕方ない。あしたしっかり伸ばせるように頑張る」と残り15ホールを見据えた。
18ホールを残す暫定トップの吉田は「他の選手より残りホールが多いので、チャンスかはわかりませんが、プラスにとらえて頑張りたい」と意気込んだ。(福岡市東区/林洋平)
編注:JLPGAは短縮競技に伴い「60位タイまで賞金付与」と発表していましたが、16日に「50位タイまで賞金付与」に訂正したことを受け、本文を修正しました。