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ゴルフシューズ10足をひたすら手洗い 浅井咲希の2時間

◇国内女子◇ほけんの窓口レディース 2日目(15日)◇福岡カンツリー倶楽部和白コース(福岡県)◇6335yd(パー72)

浅井咲希は自宅のテレビの前で落ち込んでいた。今月9日(日)。国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」を予選落ちし、最終日の放送に自分の姿がない。「今年は予選落ちが続いて、色々変えてもすべてハマらなくて…」。沈んでいる気持ちを整理する――。そう決めると、ひたすらゴルフシューズを磨いた。

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水を溜め、手洗いを続けること計2時間。10足のスパイクをピカピカにした。「週末にゴルフをする機会もなかったりしたので。リフレッシュにもなるし、全部手入れをしようと思って。すっきりしました」。テンション高くエピソードを明かせるのは、21年10試合で7度予選落ちした調子が復調してきた証拠だ。

悪天候からの回復の見込みがなく順延した第2ラウンドは、7ホールを終え5バーディ。前週からの変化は、持ち球のドローボールを生かすためアドレス時に若干右を向く。「ターゲットに対して真っ直ぐではなく少し右を向く意識をしたら、気持ち良く球が出るようになった」と好感触がある。同組で飛ばし屋の穴井詩のプレーにも触発され「詩さんは朝イチからパー5で2オンをしていた。私もすごく良い流れで回れた」。160ydを7Iで3mにつけた7番で3連続目になるバーディを奪い、暫定ながらトップに並んだ。

「3連続バーディの途中でしたけど(良い流れでの順延は)ネガティブな感じではなく、良いプレーができた自分を褒めたいという感じですね。まだ最終組の人はスタートもしていないので、あすは伸ばしてくると思う。なので優勝争いという感じではなく、詩さんの流れ良いゴルフについていきたいです」。集中力が増すため雨を歓迎する22歳。最終日は午前7時に前半8番のティショットからプレーを再開する。(福岡市東区/林洋平)

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