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メジャー初Vの西村優菜 3年シードで海外参戦にも意欲

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(9日)◇茨城GC東コース◇6630yd(パー72)

9アンダー2位から出た西村優菜が6バーディ、1ボギーの「67」でプレー。通算14アンダーで初のメジャータイトルをつかんだ。高速グリーンなどメジャー仕様に仕上げられていた難セッティングにも、初日から3日まですべて「69」で回った。「目標だった4日間全て60台をクリアして優勝できたのがうれしかった」と喜びをかみしめた。

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優勝までのビジョンを描いていたわけではないが、「アウトホールで耐えて、インで3つ伸ばす。そんなイメージでした」とスタートした。ただ、振り返れば内容は出だしからプレッシャーがかかる展開だった。

1番(パー5)でピン手前1.5mに寄せてバーティを奪うと、3番で4mを沈めて2つ目。6番(パー3)で2オン2パットのボギーを喫したが、7番でピン横5mを沈めてバーディとバウンスバックを決めた。「取り返せたのがリズム良く回れた要因かな」

後半に折り返した時点で1打差の11アンダー。「優勝に向けて、後半は強いプレーをするとスタート前から決めていたのでそこでギアを入れるじゃないけど、『優勝する』と思ってプレーした」とアクセルを踏んだ。

オフシーズンに取り組んだショートゲームの強化も大きく実を結んだ。「2020年はグリーン周りのアプローチは寄ればオーケーぐらいの感じだったけど、(今大会の4日間通じて)グリーン周りからバーディを狙えるシーンが多かった」

メジャー制覇により、3年のシード権が与えられる。会見でそのご褒美を知り、「将来的な目標は海外メジャーで優勝することなので、挑戦も出来たらいいなと思っている。状況を見ながらですけど」と目を輝かせた。

米ツアーには憧れでもあるチョン・インジ(韓国)がいる。「一緒の舞台でプレー出来たら最高。早く近づきたい」と弾ける笑顔で語った。まずは2015年大会を制したチョン・インジと同じ20歳での大会制覇。一歩ずつ背中を追いかける。(茨城県つくばみらい市/石井操)

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