<大会初日>岩井ツインズ妹・千怜が5位発進 「2人で決勝に」
2021年 パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント
期間:04/30〜05/02 場所:浜野GC(千葉)
岩井ツインズ姉・明愛が史上8人目のアマV視界
◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 2日目(1日)◇浜野ゴルフクラブ (千葉)◇6566yd(パー72)
同時に生を受けた妹の存在は、やはり大きい。イーブンパー53位から出た18歳でアマチュアの岩井明愛(いわい・あきえ)がボギーなしの5バーディ「67」で通算5アンダーまでスコアを伸ばした。
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宿泊先は相部屋で過ごす双子の妹・千怜(ちさと)が初日4アンダー5位と好発進していた。「『千怜、ナイスプレー。すごいな』って。自分も頑張らないとなって思いましたね。すごく刺激になりました」。一番身近なライバルが闘志に火をつけてくれた。
妹が「考えるよりも先に実践するタイプ」と形容する姉は、この日もアグレッシブだった。12番、18番のパー5で2オンに成功。「距離が足りていれば、私は狙っていくスタイル。そこでバーディが獲れたので、攻めのプレーができたかな」とうなずいた。前日のラウンド後から風対策で低い球を打つ練習を増やしたことも功を奏した。
混とんとする上位戦線に食らいつき、アマチュア優勝の可能性も十分。2019年「富士通レディース」の古江彩佳に続く史上8人目の快挙となれば、3次予選から受ける予定のプロテストも免除となる。「チャンスではあるけど、“勝ちたい”という気持ちを心の片隅に抑えて、とりあえず笑顔で楽しんで、結果(として)優勝という形になったらいいかな」と冷静に話した。
会場となる浜野ゴルフクラブは、昨年7月の「日本女子オープン」地区予選でベストスコア「63」をマークした舞台でもある。「みんなから応援されて、プロの先輩方のように『夢』とか『元気』を与えられるようなゴルフプレーヤーになりたいです」。強豪ひしめくプロツアーでも、フレッシュな笑顔は絶やさない。(千葉県市原市/石井操)