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「このコースで8アンダーは無理」 渋野日向子は全英V後初“裏街道”

◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 2日目(28日)◇利府GC (宮城)◇6505yd(パー72)

49位で出た渋野日向子が6バーディ、3ボギーの「69」で回り通算1アンダーの15位に上がった。8月の海外メジャー「AIG全英女子オープン」制覇後、国内6戦目で初めてインからティオフする“裏街道”。 来場者数は8433人。声援を力にした。

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霧が晴れた午前7時20分。10番ティには普段と変わらない声援が響く。同4時に目覚めたが、プロテスト同期合格の同級生・大里桃子臼井麗香との同組に気分ものる。6Iで1mにつけた後半4番(パー3)で5つ目のバーディ。最終9番は4mを流し込みバーディで締めた。

第1打に安定性がなかったとフェアウェイキープ率50%を悔やんだが「とりあえず前日(1バーディ)の分は獲り返せたかな。最終ホールは多くの人が見に来てくれるから、バーディで締めたいと思っていた。みなさんも早起きをしてくださった」と笑みを浮かべ感謝した。時間帯やホールにより引き連れる観客数は増減したが、朝一のインスタートでは異例の人数に囲まれた。

ただ、携帯電話のシャッター音で、ショットを仕切り直すなど、マナー違反に表情を曇らせる場面もあった。「17番でレイチェル(臼井のあだ名)が打つ時にシャッター音がして。(臼井が)『シャッター切るなら言ってくれれば、ピースするのに。たぶん今すごい顔してたもん』ってふざけて言って、それもいいねって(笑)。ただ、このタイミングで鳴らす?っていうのもあって」と振り返った。

首位・比嘉真美子とは7打差だ。前週は史上2番目の記録になる最終日8打差逆転を演じ切った。「このコースでビッグスコアは…。8アンダーは無理ですよね」と苦笑い。「明日はトップ10を目指して頑張ります」。現実的な目標に切り替え、練習場で調整した。(宮城県利府町/林洋平)

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