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痛みに耐え“カシャ”に悩み…池田勇太がノーボギーで6位浮上

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2日目(27日)◇東広野ゴルフ倶楽部(兵庫)◇7058yd(パー71)

今季2勝目を目指す池田勇太が7バーディ「64」で回り、通算7アンダーの6位タイに浮上した。左肩の痛み、ギャラリーのカメラ撮影のマナー違反を嘆きながら、シーズンベストに並ぶスコア。首位と2打差で大会を折り返した。

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3週前の「フジサンケイクラシック」で、プロアマ戦の最中に右足を負傷した。本戦を欠場してケアに努めてきたが、いまは左肩に痛みがある。「足はだいたい良くなったけれど、かばっているせいか肩が重症。スイング中もどこかしら“引っかかり”がある」と、全力を出すのは難しい。2打目以降の距離が普段より長く残るが、3番(パー3)で3.5mを沈めてバーディを先行させ、ノーボギーのままホールアウトした。

この日は開始ホールから、禁止されているスマートフォンのカメラシャッター音に悩まされた。1番の第1打、クラブを振り下ろそうとしたときに池田の左前方から“カシャ”。18番、左ラフからの3打目のアプローチの直前に右後方から“カシャ”。「きょうはひどかった。ほかのホールも合わせて5回くらいありました」

日本の男子ツアーでは2017年以降、コース内の限定エリアで来場者のスマホ撮影を許可している。「こっちも一生懸命やっている。撮れるところは設けているので、がまんしてほしい」。一握りのギャラリーのルール違反が、多くの人の不幸を招く。池田は強い語気で訴えた。

午前組でのプレーを終え、体を少し傾けながらクラブハウスへ。「少し休む時間がある。しっかり治療して、日に日に良くなるようにしたい」と決勝ラウンドを見据えた。(兵庫県三木市/桂川洋一)

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