夏ラフ攻略のカギは“ボール下”にあり 臼井麗香
2019年 センチュリー21レディスゴルフトーナメント
期間:07/26〜07/28 場所:石坂GC(埼玉)
優勝に届かず 「後悔ない」臼井麗香と悔し涙の原英莉花
◇国内女子◇センチュリー21レディスゴルフトーナメント 最終日(28日)◇石坂GC(埼玉)◇6470yd(パー72)
首位と3打差の3位から出た臼井麗香は「69」でプレーし、2打差の4位。終盤に差し掛かった16番(パー3)でこの日6つ目のバーディを奪い、一時は単独首位に浮上したが、最終18番でボギー。ツアー初勝利には届かなかった。
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「状況は分かっていました。(韓国のイ・ナリと首位で)並んでいるってことはパーではだめ」と、残り12ydの3打目は強い気持ちで挑んだ。「絶対にショートはしたくない。プレーオフもあるかもしれないけど、後悔するよりは…」と58度で入れにいったがカップをかすめて1mに。パーパットも外してボギーとした。
それでも「後悔はしてないです」と繰り返し、「もう来週のことを考えています」と、きらきら光る目で先を見据えていた。
一方、最終組で2打差を追った原英莉花は通算5アンダー7位に終わり、試合後は涙を流した。スタートの1番(パー5)でバーディ発進し、5番で2つ目のバーディを奪った。しかし、その後は9番でボギー。最終18番でもボギーをたたき、スコアを落とし、「課題が沢山の1試合になった」と振り返った。
「最後の方でパッティングが決められたら違う勝負になっていたかもしれない」。17番(パー5)のバーディパットはカップに届かず、「ショートはないな…。悔しかったです」と声を絞った。
「ティショットがずっと良くなくて」と大会初日から不安要素を取り除くことが出来ず、最終日は振り遅れて右に曲がる場面も多かった。「自分を信頼してまたプレーが出来るように練習に取り組みたい」。悔しさを飲み込んで会場を後にした。(埼玉県鳩山町/石井操)