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<いつも話題騒然、でも意外と本人にはこだわりなし・・・!? 石川遼のヘアスタイル>

変えるたびに、周囲をあっと言わせる。石川遼のヘアスタイルには、相当のこだわりがあるのかと思いきや、実は3年前からついているスタイリストさんに「全部お任せしている」というから意外だ。

先週のサン・クロレラ クラシックは、クルクルパーマのロングヘアから一転して襟足スッキリの刈り上げヘア。キャップを被るとまるで坊主頭にも見えて一瞬、ドキっとさせられる。

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「これには何か心境の変化が!?」と色めき立つ周囲をよそに、「あるとすれば、ヘアメイクさんに心境の変化があったんですかね」と、ちょっぴりおとぼけ顔で笑わせた。

何事もこだわり屋の19歳が、なぜそれほどまでに「髪型だけは任せきり」なのか。もちろん、これまでにも数々の流行を生み出してきたというカリスマ美容師さんを、全面的に信頼しているからというのが一番だろう。あと、もうひとつは「自分から、この髪型でお願いします、と言って笑われたりするのが嫌なので」との理由には、なんだか妙に親近感が沸いてしまった。

「もしも似合っていないとの評判が立ったとしても、全部任せているからと言えるし、気も楽ですから」と石川は説明したが我々も、たとえばある芸能人の髪型に憧れて「あんな風にしたい」と心の中では思っていても、いざお店に行ってその通りにオーダーするのは気が引けると、躊躇してしまう人も多いのではないのだろうか。

また仮に勇気を出してその髪型にしてもらったとしても、まったく似合っていなかったらものすごく気まずい。「遼クンもそんな我々の心境と一緒なのかもなあ」と思うと、ちょっぴり嬉しくなってしまったのだが、筆者のような不精者と“遼クン”を一緒くたにするなんてと、熱心なファンには叱られそうだ。

とにもかくにも、「プレー中に髪型が気になるのはいけない。僕はゴルフに集中したいので」という石川。その点も含めてしいて美容師さんにオーダーを出すとすれば「バイザーとキャップを被ったときに、出てくる部分は、こことここですよとか」。

そして、もうひとつは「朝、起きて水をかけたら大丈夫な髪型にしてください」。見た目を重視しつつも、試合中の手間は極力省きたい。そのあたりには19歳ながら、トッププロとしての強いこだわりをやっぱり感じさせる。

ことゴルフに関しては、絶対に妥協は許さない。ジャンボ尾崎のアドバイスで一から作り直す決意をしたニュースイングは、取り組み始めて2週目にして、今季3度目の予選落ちを喫すなど、さっそく前途多難な様相を呈しているが本人は、あくまでもその完成を目指す構えだ。「たった2週間で良くなるとは思ってもいなかったから」と、それも想定内。むしろ、「あと2ヶ月はかかる」との目算を示した。

しばらくは成績も度外視して、自分の信じた道を貫く。「今年は最後の5,6試合あたりから、全試合で優勝争いに絡めるくらいの状態に持って行ければ」。そのころには刈り上げた襟足もすっかり伸びて、またあっと驚くようなヘアスタイルも披露して、両面で楽しませてくれるかもしれない。

関連リンク

2011年 サン・クロレラ クラシック



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