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自称テキトー男 アマチュア米澤蓮が「悔しくて眠れなかった夜」

◇国内男子◇ダンロップ・スリクソン福島オープン 2日目(28日)◇グランディ那須白河ゴルフクラブ (福島)◇6961yd(パー72)

ツアー出場3試合目のアマチュア米澤蓮(東北福祉大2年)が、また上位争いに加わった。「65」と7つ伸ばし、通算10アンダーの7位。東北福祉大OBで首位の岩田寛から6打差につけた。

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同じく大学OBの池田勇太佐藤大平との予選ラウンド。4ホールでパーオンを逃したが、得意のショートゲームを生かしてボギーなし。最終18番(パー5)では2オンからバーディで締め、先輩たちと笑顔で握手を交わした。

自らの性格を「気にしないタイプ」と表現。ミスをすぐに忘れ、切り替えの早さも強みだと自負する。「昔はできなかったんですけど、大学に入ったあたりから、できるようになった」。私生活は別だが、ゴルフでは「ある意味、全体的に適当なんです。寝れば、いろいろ忘れられます」と笑みを浮かべる。

ただ「悔しくて、眠れなかった」と振り返る試合がある。浅地洋佑に1打差の2位で惜敗した今年5月の「アジアパシフィックオープン選手権ダイヤモンドカップ」だ。外せばプレーオフに突入という2mのウィニングパットを沈められ、史上4人目のアマチュア優勝を逃した。

「普段はないけど、その日だけは夜中まで全然寝つけなかった。自分が勝てる、と思っているわけではなかったんですけど、もし1打違ったら、全然違った結果になったんだなと思うと…」。気づけばベッドの上で、夜中の3時過ぎまで考え込んでいたという。

「でも結局、考えすぎても仕方ないから、起きたときには、立ち直っていましたよ」と屈託なく笑う。これまでのところ、出場したツアー全試合で予選通過。ビッグスコアを望めるコースで「もう決勝に入ったら、攻めるしかない」。一打の重みを知る19歳が再び緊張感のある週末に向かう。(福島県西郷村/林洋平)

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