国内男子ツアー “令和初”のアラカルト
2019年 アジアパシフィックオープン選手権ダイヤモンドカップゴルフ
期間:05/09〜05/12 場所:総武カントリークラブ 総武コース(千葉)
谷口徹が“令和初”のホールインワン「オッサンばかり活躍」
◇国内男子◇アジアパシフィックオープン選手権ダイヤモンドカップゴルフ 2日目(10日)◇総武カントリークラブ 総武コース (千葉)◇7327yd(パー71)
51歳の谷口徹が男子ツアーで令和時代初のホールインワンを達成した。後半12番、215ydのパー3で2UT(ロフト19度)を振り、ボールはグリーン上でラインを伝ってカップイン。大会事務局から急きょ賞金30万円が贈られた。
<< 下に続く >>
「風が強かったから(グリーンに)のればいいかなと思っていたら、“ピンすじ”に行った」というショットは、行方をその目で確認できなかった。「ギャラリーがひとりしかいなくて。『おお!』という声は聞こえたんですけど、『あのリアクションなら(ピンそばに)寄ったくらいかな』と思っていた」。グリーンに上がると、カップの中にあるボールを発見して驚き、声をあげたギャラリーにそのままプレゼントした。
これが令和になって初めてのツアーでのエースになった。女子では前週3日、「パナソニックオープンレディース」初日にイ・ソルラ(韓国)が決めたが、例によって「レベルが、ちゃいますよ。難度はオレの方が高い。あんな段を上ってすぐのカップによく入ったなって。パターでも下の段からじゃ入らない」と谷口節が新時代もさく裂。前週の「中日クラウンズ」で46歳の宮本勝昌が令和初の優勝者になったこともあり、「宮本くんは優勝、僕はホールインワン。オッサンばっかりですね。活躍してるのは!」と続けた。
この日は「69」をマークしながら、初日の8オーバー136位の出遅れを取り戻せず、通算6オーバーで予選落ち。3戦連続の決勝ラウンド進出は逃したものの、「初日が悪すぎたけど、きょう頑張れたんでよかった」と及第点をつけた。
一方で「ホールインワンの後、“ダボ”(13番)だから取り消しです!」と、すかさず突っ込んだのは同組でプレーしていた50歳の手嶋多一だった。(千葉県印西市/桂川洋一)