“アドバイス”もOK 石川遼が描くフューチャーツアーの未来
復調のきっかけは移動バスに…小木曽喬が優勝/フューチャーツアー
20人の男子プロが出場した「良和ハウス Presents フューチャーGOLFツアー 広島ピースカップ」は9日(土)、広島県の鷹の巣ゴルフクラブ(6755yd/パー72)で18ホールの本戦を行い、「65」で回った小木曽喬が7アンダーで優勝。賞金100万円を手にした。
石川遼が相撲の地方巡業をモデルに発案したフューチャーツアーは、昨年12月の埼玉大会以来の実施となった。岡山&広島大会は昨年7月に予定されていたが、豪雨災害の影響で延期。「必ず戻ってきます」という石川の宣言通り、約8カ月遅れて開催にこぎつけた。7日(木)に岡山、8日(金)に広島でプロアマ戦を行い、この日の本戦を迎えた。
<< 下に続く >>
21歳の小木曽は、バーディを10個(1ボギー、1ダブルボギー)量産した。「岡山のプロアマのときはすごく調子が悪かった」という状態が好転したのは翌日のこと。普段のツアー期間中とは違い、同大会は集団行動が基本。プロが1台のバスに乗って一緒に移動する。8日の朝、通路をまたいで隣の席に座った星野陸也との会話の中で、ヒントを見つけたという。
「陸也は『ヒジから下(腕と手)は使わない』と言っていた。僕は結構、手首を使って打つタイプ。あまり手首を使わずにやるイメージでやったらすごく良くなった。ショットから、アプローチ…特にパターが良くなった」と同学年のプレーヤーに感謝した。
2014年に17歳で「日本アマチュア選手権」を制し、15年末にプロ転向。昨年賞金ランキング80位に終わった小木曽は今季、QTランク30位の資格からレギュラーツアーへの定着を狙う。「今年の目標はシード獲得ですけど。優勝争いをしたい。最終組に近いところで最終日を迎えられるようにしたい」と、小さな1勝をきっかけにしたい。
〈最終成績〉
優勝/-7/小木曽喬
2/-5/重永亜斗夢
3/-4/額賀辰徳
4/-3/時松隆光
5T/-2/河野祐輝、木下稜介
7T/-1/中里光之介、狩俣昇平、平本穏、稲森佑貴
11T/0/小鯛竜也、星野陸也
13T/+1/大堀裕次郎、出水田大二郎、高花翔太、池村寛世
17T/+2/中西直人、竹安俊也
19/+4/石川遼
20/+5/香妻陣一朗