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出水田&星野&堀川ら「日本シリーズ」初出場組が好発進

◇国内男子メジャー◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 初日(29日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

「日本シリーズ」に初出場した若手選手らはシーズン最終戦の初ラウンドをどのように感じたのか。25歳の出水田大二郎は8月の「RIZAP KBCオーガスタ」を制して出場権を得た。初日を6バーディ、1ダブルボギーの「66」として4アンダー2位で終え「ほぼ100点に近いラウンドだったと思います」と振り返った。

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通常の大会とは違い、試合前に開会式がある。選手も参加するため、普段の試合とは違うラウンド前のルーティンを強いられるが、トップスタートの出水田は「先にショットの練習を軽めにやって、開会式が終わってドライバーと長めのクラブをやりました」と時間の使い方を調整した。開会式も「すごく新鮮な感じで楽しかった」と初々しさを見せた。

前週終了時点の賞金ランキング20位以内(19位)の資格で初出場する25歳の堀川未来夢は3連続を含む4バーディ、2ボギーの「68」でプレー。2アンダー7位につけ「このコースの“アーメンコーナー”と言われる8番(パー3)から11番を(すべてパーで)クリアできたのが良かった」と話した。

「普段の試合と比べると、より緊張感があって、格式の高いような、独特の聖地という感じがします。やりがいを感じますし、シーズン開幕前に掲げた目標の『JTカップ出場』を達成できてうれしい」と語る。だが「優勝するにはまだ実力不足」とし、「自分のできることを4日間やってどの位置にいるかという感じです」と欲は見せなかった。

9月「フジサンケイクラシック」で初優勝した22歳の星野陸也は3アンダー5位のスタートを切った。「なんとか優勝争いに食い込めるかなという感じです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

前年は出場権を得られなかったが、ウェイティングで会場に来ていた。「(コースは)昨年ハーフだけ回りました。試合で回ると全然違うし、楽しいですね」と一年越しの思いがかない笑顔を見せた。「フェードがうまくいかなかったのでその練習と、体がなまっているのでケアをします」と2日目に備える。(東京都稲城市/柴田雄平)

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