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「オーガスタに近い雰囲気」 コースセッティング担当・田島創志が見た新生御殿場

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 3日目(10日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7,262 yd(パー70)

加藤俊輔が設計したコースを、名匠リース・ジョーンズが改修して生まれ変わった新しい太平洋クラブ御殿場コース。今大会でコースセッティングを担当する田島創志は、「ここは、(マスターズを開催する)オーガスタに近い雰囲気になる気がする」という。

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今週、会場を訪れたジョーンズとじっくり話をする機会があったという。その対話を通して学んだことは、ホールロケーションに対して、コレクションエリア(芝が刈り込まれた部分)や、窪地、バンカーなどをどう作ってそのピンを守っていくかという考え方。そして、選手をいかに迷わせるかというコンセプト。“迷いが出るとミスが生じる”という原則から、「迷いを生むホールロケーションを考えてくれたら嬉しい」と言われたという。

「なんのためにここがコレクションエリアになったのか?バンカーになったのか?ということを考えて、そこから導き出すという方法で今回はホールロケーションを決めていった」と田島はいう。それもまた、コースを媒介としたジョーンズとの会話だった。

初日のホールロケーションは、「ちょっと難しめだったと思うけど、頑張ってトライした」というもの。これを見たジョーンズは「すごくエキサイティングだし、あなたが思うようにやってくれたらこの大会は成功する」と称えたという。

最終日、田島は最終18番(パー5)のピンを、例年の右手前から右奥へと移動した。同ホールは今回の改修によってグリーン右手前の池が拡張され、右奥にコレクションエリアが追加されたホール。「イーグルもあれば、ダボもあるという、最後の最後まで分からないエキサイティングな展開になる」と期待を寄せる新しいホールロケーションだ。

「オーガスタは4日間のうち、カップを切るエリアが想像できる。そういったトーナメントになる気がします。毎年、ここに切られたら、選手はこういうショットを打ってくる。毎年、選手たちが演じてくれるような舞台になるような気がします」という田島。これまで定番の位置にピンが切られていた名物ホールに、名物ホールロケーションが誕生するか? あすの18番に注目だ。(静岡県御殿場市/今岡涼太)

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2018年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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