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「ツキがなかった」池田勇太 携帯電話の“シャッター音”にもガッカリ

◇国内男子◇トップ杯東海クラシック 最終日(30日)◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)◇7330yd(パー72)

首位から出た池田勇太は3バーディ、4ボギー「73」とスコアを落とし、通算11アンダーの8位タイで終えた。前週の「ダイヤモンドカップ」に続く2週連続優勝、ツアー通算21勝目はならず。出だしの“ハプニング”から「ツキがなかった」と敗戦を受け入れた。

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気合十分の最終組の1番ティ。池田は思わぬ形でタイミングを狂わされた。第1打のスイングの最中、静寂を切り裂いたのは携帯電話のカメラシャッター音。なんとかパーで滑り出したものの、「1番のあの感じですごく嫌な雰囲気しか出なかったです」とその後はボギーが先行する展開。前半アウトで1つスコアを落とし、首位の背中が遠ざかった。

ラフからのショットがフライヤーによりグリーンオーバーするケースも多く、「ツキも全然なかったし。(2日目からの)2日間は良いプレーが出来ていたが…」

また、雨でウェットになった状況下でのルールにも疑問符を付けた。「ファーストカットとフェアウェイがこの状態で、“プリファードライ”が出ないのは考えられないですね。水がかなり溜まっている状況だった」。フェアウェイなど芝を短く刈ってある区域にある球を、罰なしに拾い上げて拭くことができるルールが、この日は適用されなかった。適用された初日と比べ、状態は「同じくらいだと思いました」という。

同大会は過去5回のトップ5がありながら、優勝に届いていない。賞金ランキングで3位から2位に浮上しようが、満足いくはずもない。「結局勝てない。だからこのコースは相性が良いわけじゃないんです」と、フラストレーションを飲み込もうと必死だった。(愛知県みよし市/桂川洋一)

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