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オージーとも仲良し 2勝目を狙う重永亜斗夢の交遊録

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 3日目(1日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566yd(パー71)

14位から出た重永亜斗夢が6アンダー1ボギーの「66」で回り、通算6アンダーとして2位に浮上した。1番で残り120ydを、6番(パー5)で118yd、9番で120ydをいずれも52度のウェッジでピンそばにビタッとつけた。手を20cm幅に広げ「52度を握ったら(毎回)これっすよ?すごくないすか?」と興奮気味に話す。2日目まで「全然だめだった」というパターも復調傾向で「やっときょうの後半に入った」と13番(パー3)では10mを流し込んだ。

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この日はブラッド・ケネディブレンダン・ジョーンズ(ともにオーストラリア)と一緒に回った。屈強な外国人選手ふたりとのラウンドにも、重永の周りには和やかムードが漂う。「日本人選手の中ではめちゃめちゃ仲がいいほうだと思う。オージーとは気が合います」。

いつも、あっけらかんと話す“重永節”は4月の「東建ホームメイトカップ」でツアー初勝利を飾ってから、より注目されるものになった。今大会の初日には、林の中に打ち込んでピンチに陥ったときのことを「一生(林から)出られないと思った。(予選落ちの)お迎えがきた」と周囲を笑わせたり、ハウスキャディの印象を「見た目はギャルだけど、めちゃめちゃゴルフに対してまじめ」と表現したりと、場を沸かせる。

明るい性格でさぞかし人付き合いも得意なのか…と思いきや「人に合わせてご飯に行くとかは好きじゃないし、意外とめんどくさいことは苦手」だという。「友達は少ないし、付き合ってるのは年上ばかり」というが、秋吉翔太出水田大二郎など同じ九州出身で重永を慕う後輩はたくさんいる。「昨日はジン(香妻陣一朗)とメシに行った」そうだ。

サービス精神にも優れた29歳は、「今は優勝するようなゴルフじゃない。自分のゴルフで一生懸命。いかにスコアを落とさないでやるか」と言葉では控えめだが、その目はしっかりと上を向いている。(山梨県富士河口湖町/柴田雄平)

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