最新!2018年国内男子ツアー賞金ランキング
2018年 日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills
期間:05/31〜06/03 場所:宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城)
狙って決めた全英行き!日本勢は市原弘大ら最多タイの10人に出場権
◇国内男子◇日本ツアー選手権森ビル杯 最終日(3日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7384yd(パー71)
今週、市原弘大のバッグを担いだのは、2016年シーズンでキャディ業を引退した臼井泰仁(うすい・やすひと)さん。臼井さんは現在、宮城県石巻市で親が経営する「盛信冷凍」という水産加工会社に勤務しているが、今大会だけ2シーズンぶりにキャディとして復活した。市原は優勝により、今季ここまでの獲得賞金上位2位の資格で「全英オープン」の出場権を獲得した。
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市原がエースキャディと呼ぶ臼井さんだが、その計算は緻密だった。「ミズノ(オープン)で(全英行きの)チケットは4枚あるけど、新しいコースで弘大さんに向いているか分からない。だから、4枚のチケットを捨ててでも、こっちの2枚に懸けようと思っていました。毎年、(上位2位の獲得賞金が)3300万円くらいだから、2月ごろには『宍戸までに400万円稼いでおいてください』って言っていて、関西オープンで10位に入って400万円を超えてメッセージが来ました。でも、こんなにうまくいくとは…」
市原は過去2回の海外メジャー出場はともに「全英オープン」(2012年、16年)で、「思い出だらけ」という大会。今年の開催コースであるカーヌスティも、“バンデベルデの悲劇(1999年)”をテレビで観て強い印象があるという。一方の臼井キャディも初めて行った08年大会(松村道央のキャディ)で「風も強くて、何もできなくて」と自身の成長を誓った。二人の思いが通じて、初優勝とともに全英切符を手に入れた。
これで、今年は日本人10人が「全英オープン」出場権を手に入れた。10人は2000年大会(セントアンドリュース)と並び、過去最多タイとなる。
◆2018年「全英オープン」出場権を持つ日本人選手
松山英樹、宮里優作、小平智、池田勇太、谷原秀人、秋吉翔太、川村昌弘、小林正則、時松隆光、市原弘大
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