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2018年 SMBCシンガポールオープン
期間:01/18〜01/21 場所:セントーサゴルフクラブ(シンガポール)

“新生”ガルシアが5打差圧倒 妻の祖父に捧げる勝利

◇国内男子&アジアンツアー◇SMBCシンガポールオープン 最終日(21日)◇セントーサゴルフクラブ (シンガポール)◇7398yd(パー71)

「マスターズ」チャンピオンはやっぱり強かった。セルヒオ・ガルシア(スペイン)が長丁場となった最終日に逆転優勝を決めた。通算14アンダーとし、2位に5打差をつける圧勝。アジアンツアーでは2015年以来4勝目、日本ツアーは初勝利となった。2018年の幸先の良い滑り出しに本人は終始、周囲のサポートに感謝した。

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ガルシアは3日目までに45ホールを消化し、再開後の第3ラウンドを「66」でまとめて単独首位で最終ラウンドに突入した。バックナインに入った時点で、小平智ら後続に5打差をつけて悠々とフィニッシュ。

前日までは毎日、雷雲接近による中断があったが、最終日は好天に恵まれた。「(天候不良で)54ホール決着になるかもしれないと思っていたが、72ホールを戦えてファンにとっても良かった。この暑さの中でよく27ホールも回ったよ。今は冷たいシャワーを浴びたいな」と笑った。

アジアが世界に誇るコースで、4日間で喫したボギーはわずか3つ。全体1位のパーオン率は90.28%と抜群の安定感を披露したが、ガルシアにとって今大会は“試運転”の機会でもあった。今年1月にキャロウェイゴルフと用具使用契約を結び、クラブ、ボールすべてで同社製のモデルを実戦投入した。「新しいスタッフ、ギアと、テストのつもりだったが、すばらしい結果が出て本当に良かった」。次週の欧州ツアー「オメガドバイデザートクラシック」での大会連覇に向けても、これ以上の手ごたえはない。

悲願のメジャー初制覇を達成し、アンジェラ・エイキンスさんと結婚したガルシアは、表彰式で夫人をはじめとした多くの人々に感謝した。スピーチでは「キャロウェイ、オメガ、スーパーストローク…」とサポートを受ける各社を“紹介”。さらに「3月に生まれる女の子(第一子)にも」と話すと、会場は拍手に包まれた。

そして最後に口にしたのは、昨年12月に他界したアンジェラさんの祖父、レイ・エイキンスさんへの言葉。「天国で見守ってくれていたはずだ」と、涼しげな風が吹きこんだ空を指差した。(シンガポール・セントーサ/桂川洋一)

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