松山英樹が日米首脳とプレー「貴重な経験を生かしたい」
2017年 HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP
期間:11/02〜11/05 場所:PGMゴルフリゾート沖縄(沖縄)
ハワイの風で育ったチャン・キム 青木功監修コースを攻略
国内男子◇HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 最終日(5日)◇PGMゴルフリゾート沖縄 (沖縄)◇7005yd(パー71)
初めての沖縄で最高の思い出を作った。首位から3打差の2位から出たチャン・キムが1イーグル、3バーディ、3ボギーの「69」でプレー。通算6アンダーで7月の「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」以来となる今季3勝目を挙げた。
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「今年勝った3勝の中でもっともタフでしたし、その中で勝てたのはうれしい。今大会で自分の中のゴールは3位以内に入ることだった。ひとつのミスが“ビッグナンバー”(大たたき)になると思っていたし、そこは慎重にいきました」
前半3番までに2つスコアを落とすも、6番(パー5/530yd)では、1Wショットで残り185ydのポジションまで運んだ。2打目は5Iで2mにつけて「自分としてはいいショットだった」とイーグル奪取。4日間のドライビングディスタンスで平均328yd(1位)を記録した世界トップクラスの飛ばし屋にとって、東シナ海からの風も苦にならなかった。
2歳から17歳までハワイ暮らし。「気候も、風が強いところも、沖縄とハワイはよく似ている」。日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長の青木功が改造・改修した新コースにも苦手意識は芽生えなかった。フェアウェイ(高麗芝)やグリーン(バミューダ芝)の攻略に苦戦する選手が続出したが「すべての要素が難しい中でいいラウンドができた。こんなに難しいコースにしていただいてありがとうございます」と感謝した。
優勝賞金4000万円を手にし、賞金ランキングを4位から1位に浮上させた。それでも「残り4試合になるが、上位の人は上手い人ばかり。コースも熟知されているし(自分は)不利だと思う。賞金王は難しいと思います」とタイトルには関心なし。ただ2016年末に561位で、前週104位まで上げてきた世界ランクについては「順位も上がってワールドランキングをチェックするのが楽しみになりました。あしたの朝も確認するのが楽しみです」と話した。
4日間、成績に関係なくホールアウト後は手持ちのボールすべてにサインし、来場した子どもにプレゼント。また、次回の優勝スピーチは日本語で行うと沖縄のギャラリーに約束した。「話をしていても日本語は0.5%ぐらいしかわかりません。それでも次のスピーチは日本語でしたいと思います。いつになるかはわかりませんが」。苦笑いを浮かべながら、次なる戦いに気持ちを切り替えていた。(沖縄県恩納村/玉木充)
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