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崖っぷちの平塚哲二が繰り上がり出場で21位発進

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 初日(17 日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎) ◇7027yd(パー71)

賞金ランク81位と来季シード(上位75位まで)の圏外にいる平塚哲二が、4バーディ、2ボギーの2アンダー「69」として21位発進。大会初日にウェイティング1番目から滑り込みで出場権を得た45歳が、上位に近いポジションで滑り出した。

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左ひじの故障で2014年10月から約1年間ツアーを離脱し、昨年9月に特別保障制度(公傷)により復帰。同年は規程によるシード復帰の条件を満たせず、今季はキャリアで1度だけ使用できる『生涯獲得賞金ランキング25位以内』の資格でプレーしている。

復帰を期して臨んだ今季だが、ここまで20試合に出場して予選通過は11試合、トップテン入りは1回。獲得賞金は934万円で賞金ランク81位はシード圏外。出場選手数が絞られる秋に入ると前週までの2週間は出場すらできず、もどかしい時間を過ごしていた。今週も「(出場は)ダメだと思っていた」と次週の「カシオワールドオープン」でのラストチャンスに懸けていたが、初日午前9時30分に松村道央の欠場(腰痛のため)が決まり、土壇場で出場権が舞い込んできた。

知らせを聞いた平塚は、松村のスタート時間の午前10時25分に向けて、急いでドライビングレンジに移動。30分ほどの調整を済ませ、何とか定刻にティオフした。

「スタート前は焦りすぎてバタバタだった。試合出場も久しぶりなので曲がりまくっていたけれど、その中でも辛抱できたし、初日としてはボチボチ。もちろん、試合に出られることはとても大きい」と胸をなでおろした平塚。「まずは予選通過。目標を立てず、行けるところまで行きたい」と巡ってきた好機を生かし、崖っぷちからの脱出を図る。(宮崎県宮崎市/塚田達也)

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