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首位発進の海老根文博 ゴルフ名門校で“帰宅部”だったワケ

◇国内男子◇HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF 初日(6日)◇石岡ゴルフ倶楽部(茨城)◇7071yd(パー71)

ツアー未勝利の海老根文博(えびね・ふみひろ)が7バーディ、ボギーなしの「64」で回り、7アンダー首位でスタートした。茨城県水戸市出身の41歳。

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海老根は、永久シード保持者の片山晋呉をはじめ、国内ツアーで活躍する宮本勝昌横田真一らを輩出した地元のゴルフ名門校・水城高の出身だ。ゴルフ部に入るつもりで入学したが、実は“帰宅部”だったという。

「ゴルフ部に入りたくて入学したのに、入部テストを受け忘れたので入れなかったんですよ」。厳しい規律があったというゴルフ部は、テストをパスしなければ入部が認められず、途中入部も許されない狭き門だった。入部していたら、片山、宮本の2学年下の後輩にあたる。

ゴルフ部の練習が始まる前には、学校から帰宅。練習場に通ってゴルフはしていたものの、当時はプロを目指す意志は希薄だった。大学には進学せず、両親の勧めもあってゴルフ場の研修生となってから、本格的にプロになろうと決意したという。

1998年のプロ転向から、今年で19年目に入った。いまだ賞金シードを得たことがない苦労人だ。昨季は戦いの場を求めて、アジアンツアー4試合に出場した。だが予選通過は1試合と現実は甘くなかった。「アジアンツアーで洗礼を受けた。日本では試合に出られず厳しさを知った」と、精神的な苦痛を味わった。

7月の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」(最終順位10位)でリランキングされた後、出場権を得られたのは翌8月の「RIZAP KBCオーガスタ」だけだった。「今年はもう終わった」と考えていたが、今週も出場権が再び舞い込んだ。「応援してくれる人がいるから、腐らずにやりたい。今週はコツコツ、ひっそりと」。

決勝ラウンド進出をかけ、大会2日目は午前8時20分、井手口正一、マンデートーナメント通過者の日高将史と同組で、アウトコースからティオフする。(茨城県小美玉市/糸井順子)

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