ヘンドリーが「63」で首位 藤本佳則が2打差を追う
2015年 〜全英への道〜ミズノオープン
期間:05/28〜05/31 場所:JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)
15人のホストプロ最上位は48歳 白潟英純が3位発進
48歳のベテランが、今季レギュラーツアー初戦となるホスト大会「ミズノオープン」で気を吐いた。ツアー1勝の白潟英純(しらかた ひでずみ)が6バーディ、ノーボギー「66」でホールアウトし、首位と3打差の6アンダー3位発進。15人が出場するミズノ契約プロではトップスコアで初日を終えた。
プロ9年目の2000年「NST新潟オープン」にツアー初優勝はつかんだが、その後も、スポットライトが遠いシーズンを続けている苦労人。賞金シード確保は06年、12年の2度のみで、「パットが病気みたいに打てなくなった」というイップスに見舞われた13年は、出場19試合で予選通過は3試合にとどまった。出場3試合に終わった翌14年も賞金シードは遠く、同年末のQTはサードで敗退。今季は、下部ツアーへの出場もままならない状況だ。
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この日は「奇跡のように」ロングパットが冴え渡った。前半13番では、段の下から15mをねじ込んでバーディ。さらに後半2番(パー5)で4mを決めると、続く3番(パー3)も10m以上を沈めて6つ目。「久々のレギュラーツアーで、速いグリーンが合ってくれた。力を入れなくても転がってくれるから、多少の安心感があった」と、次々と決めたビッグプレーを照れながら振り返った。
もちろん、グリーンとの相性だけではない。このオフには「今まであまりしたことがなかった」というパット練習に多くの時間を費やしてきた。パターはピン型からマレット型へ数年ぶりに戻し、グリップの握りやアドレスも試行錯誤を繰り返した。「練習の成果が実りました」。なにより、ホスト大会で上位に名前を載せたことを喜んだ。
最終日を終えて上位4人に入れば、日本人では最年長(48歳10カ月10日)の「全英オープン」初出場者となる。「ムリです。とにかく4日間プレーすることを目指します」。すぐに練習グリーンへと足を運び、黙々とボールを転がした。(岡山県笠岡市/塚田達也)
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