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QTの優先順位が2分化!今年から実施されるプレーオフとは

来季の国内男子ツアー出場資格を賭けたファイナルクオリファイトーナメント(QT)の第5ラウンドが、三重県のCOCOPA RESORT CLUB 白山ヴィレッジGCクイーンコースで開催された。4日目までの通算1アンダー90位タイまでの97名が進出し、通算20アンダーの黄仁春(韓国)が単独首位となっている。

このQTは計6ラウンド108ホールのラウンドにて、ツアー出場の優先順位を決めるもの。タイスコアの場合はラウンドごとの成績で最終日から遡り、スコアの良い選手が上位となる。しかし、来季から施行される出場規定の変更に伴い、35位と36位の間に大きな優先順位の差が生じることになったため、今年から“35人目”の座を巡るプレーオフが実施されることになった。

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今季までのツアー規定では、QTランク1位から90位タイまでに優先順位22番目の出場資格が適用されていた。だが、新規定では1位から35位が23番目※、36位から90位が25番目※に2分化。間の24番目※に、今季シード権を獲得出来なかった賞金ランク79位から100位の選手が割り込むことになった。

JGTOの小山俊一氏は「この35位の枠は、従来通りのスコア順位で決めていいものかと議論となり、選手会の了承も得てプレーオフを実施することになった」と話した。94選手が出場しているファイナルの決勝ラウンドで、35位が単独になる可能性は極めて低い。むしろ10人程度が同スコアで並ぶ可能性もある。

最終日のホールアウト予想は15時10分。その後、成績の集計及び発表に20分かかるとして、日没までは1時間程度しか残されていない。たとえ2人のプレーオフとなっても、トップスタートで上がった選手は2時間30分以上待つことになり、当日の実施は困難となる。

その策として「最終日の翌日は選手たちのオリエンテーションが入っているため、翌日でもプレーできるよう配慮した。2組(6人)以上でのプレーオフだと、1ホールを終わってから組み替えが発生するため翌日開催とした」。

この日4アンダーをマークして30位から通算10アンダーの21位タイに浮上した矢野東。「35位に入るのは最低目標だけど、プレーオフは避けたい。やっぱりこのコースは1日4アンダーぐらいださないとね」と、最終日はさらに上位浮上を目指す。6ラウンドでも長い戦いだが、プレーオフ突入となると7日間に渡る耐久戦となる。(三重県津市/本橋英治)

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