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アプローチで池ポチャ ミス続出の石川遼「よく1オーバーで」

国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」が13日(木)、静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで開幕。石川遼は3バーディ、4ボギーの「73」で1オーバーの40位タイと出遅れた。

雪化粧を始めた霊峰富士がくっきりと望めた初日。バッバ・ワトソン谷原秀人との“メイン組”でティオフした石川は序盤11番(パー5)でバーディを先行。グリーン右手前からの3打目、アプローチをスピンでピンそば1mに止め、まずまずの滑り出しを見せながらも、その後は「ショットとアプローチが悪すぎた」と悔やむ展開となった。

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13番(パー3)でティショットを大きく左に引っ掛けてボギー。16番では左ラフからの2打目をグリーン手前のバンカーの斜面に突き刺し、3打目は出すだけで2つめのボギーを叩いた。右ラフから2オンに成功しバーディとした折り返しの18番(パー5)も巻き返しのきっかけにはならない。富士山を背にして攻める後半6番(パー5)は3打目のアプローチでピンをオーバーさせて池に入れ、痛いボギーとなった。

開幕前日に吐露していたショットの不具合は「昨日の練習、朝の練習で治っているかなと。いい傾向はあった」というが、パーオン成功ホールが10ホールではビッグスコアは望めない。「アプローチのイメージが出なかった。練習不足。よく1オーバーで終われたなと思う。4オーバー、5オーバーになってもおかしくなかった」

注目のワトソンとの同組対決で、ドライバーショットには少なからず手応えもあった。アゲンストの風が吹いたホールでは、その距離の差を「15~20ydぐらいには詰められた」という。ただ、5アンダー首位スタートを切るスコアメークの術には“完敗”を認めるほかない。「ダブルボギーを打ってもこのスコア。8アンダーに行ってもおかしくない5アンダーだった。当たり前に4アンダー、5アンダーで回る選手。これ以上差をひろげられないように」と、必死に付いていく覚悟を語った。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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2014年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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